- 作品番号
- 653979
- 最終更新
- 2012/11/02
- 総文字数
- 101,626
- ページ数
- 203ページ
- ステータス
- 完結
- いいね数
- 11
- ランクイン履歴
総合62位（2020/05/20）
ヒューマンドラマ7位（2022/12/13）
2010年11月24日。
あたしの母はこの世を去りました。
乳がんから肝臓への転移。
これはあたし達家族と
最期の時まで気丈に
「生きたい」
と願った母の物語。
お母さん、
あたしはあなたの子供で
良かった。
あなたが母親で
幸せでした。
お母さんが言った言葉
「ウチの家族は
泣かないし笑顔で強い家族」
だからあたし達は
どんな時でも
笑っていた。
あなたが逝く
その時まで・・・
＊＊＊＊＊＊＊＊
この物語は実話です。
皆さんの家族を、
親を大切にしてほしいと
願いを込めて書きます。
そして乳がんの怖さを
世の中の女性に知って
もらいたいです。
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
ご意見、ご感想お待ちしております。
thank you for
MARI様、天宮様、櫻井千姫様、Yucky様、小松ヤコ様、jasmine 様、月森透子様、夏輝mina様、
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
2011年10月ベリーズカフェ「実話」ランクに入りました☆
2011年11月9日「実話」9位。
2011年11月1日野いちご「実話」ランクインしました☆
2011年11月7日野いちご「実話」32位。
ありがとうございます♪
2012年11月ベリーズカフェにてオススメ作品に選出されました(*^^*)
2012年11月2日ベリーズカフェランキング4位
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2011 皐月 コハル
この作品のレビュー
私も去年の夏に乳ガンになり 今は毎週抗がん剤治療をするために病院に通っています。 自分がガン患者であることを受け入れることができるまでに時間がかかりました。 ガンが見つかって手術するまでの2か月でガンは進行してました。 薬の副作用がつらくて 今すぐ止めてしまいたいと思うことがあります。 好中球減少症で入院もしました。 何度も熱が出て緊急で病院に駆け込んでその度にレントゲンと超音波検査... 予定通りには 抗がん剤も打てなくて何度か延期しながらなので 放射線治療にもなかなか辿り着けず ホントにいつ治療が終わるのかわからない状態です。 あなたのお母さんと私自身が重なって泣きました。 私はまだ40代半ばですが20歳と22歳の娘が2人います。 今 出来る限りの時間を一緒に過ごせるよう頑張ります。 看病お疲れさまでした。 あなたの病気が 早くよくなることを祈っています。
読み終わって率直な感想はその一言でした。 作者が特別、仲の良い素晴らしい家族に恵まれた訳ではありません そしてここには綺麗事は書かれていません ありのままを書かれているからこそ心揺さぶられて何度も泣いてしまいました 自分の中の家族について見つめ直す良い機会を与えてもらいました そして乳ガンに対する考え方も変わりました 近く母親と検診に行こうと思います 皆さんもぜひ、生の家族の生きざまに触れて下さい
この作品の感想ノート
私は 7年前に乳がんの宣告をされ 手術をしました
そこでリンパに転移していることが判明し リンパ切除も行いました
抗がん剤 放射線 ホルモン療法全て経験しました
薬が合わず 入院も繰り返し 本当に辛かった日々を思い出します
今でも 経過観察中ですが リンパはすぐに腫れてしまうのでリハビリが欠かせないけど 体はというか見た目は元気だから 周りには 理解されないのが悔しいです
私はガンになった当事者ですが ガン患者と一緒に暮らしていた家族もすごくすごく 辛くて悔しい時間を過ごしたはずです
私も家族には感謝しています
あなたのお母様も きっと家族に感謝されていると思います
本当に よく頑張ったね
近くにいてくれてありがとう...
私の娘に生まれてきてくれてありがとう...
そう 言ってくれてると思いますよ！
まず最初に命日が自分の誕生日に近いことに惹かれて読ませて頂きました。ちなみに命日の二日後が私の誕生日です。そしてコハルさんと同じく私は中学の時に同じ病名のＱＴ延長症候群と診断され投薬治療をしています。もちろん運動制限はかかってるため運動できません。でも同じ病名の人がいるとわかり安心できる自分もいました。そして母も同じ病気です
それと同時に癌を患ってる祖父がいるので共感できました
まだまだお辛いと思います
コハルさんが立ち直ってくれること願っています
また機会がありましたら作品読ませていただきます
私の母は心筋梗塞で急に63でなくなりました
生前母と喧嘩して仲直り出来ないままなくなってしまったことで後悔しました…
ですが家族に今のお前を見たらお母さんは絶対喜ぶと言われたのが救いです
反抗ばかりして言うこと気かなったりでした
うちの家族は母がいて成り立ってましたから最初は大変でしたが亡くなったのをきっかけに連絡取り合う様になり皆バラバラに住んでますが月１で集まって食事会をしてます
母は裕福な生まれでしたが親が仲良くなかったらしくお金が無くても普通の幸せな家族が欲しいと父に言ってたそうです
ですから母の夢だった仲良い家族をと常に思ってます
小説読んで母を思いだし泣きました
とてもいい作品でした
