9月17日。


お腹の痛みを再び病院に訴えた母はそのまま検査入院する事になった。

あたしはちょうど面接をしていて、携帯の留守電に「これから入院します」とメッセージが入っていた。


病院に行くと、母は痛み止めの点滴をして座っていた。


入院を伝えたから友達が代わる代わる来ると言っていた。


「しっかしそのお腹の痛みは何なんだろうね」


「わかんないけど、CTとかMRとか撮って検査するみたいだよ」


「痛いのが治ればいいけどね」


「今はほら痛み止め打ってるから痛くないよ」


「この病院本当に大丈夫かなぁ?」


あたしが怪しんで言うと母は笑った。


「がんセンターなんだよ?大丈夫でしょ。でも入院は抵抗あるよね、北大の方がよかったな」


「ここ暗いし狭いもんね。つまんないよね」


「とりあえず検査だから毎日来なくてもいいから。ハルも面接とかで忙しいし」


「まぁね。今週もう一回顔出すわ」




病院から出ると携帯に面接した会社から電話がきた。


採用したいので21日に契約を交わしにきてほしいと。


とりあえず仕事が決まってよかった。


契約の日に報告にくればいいか。



あたしが病院を訪れたのは9月21日。


多分一生忘れない日。