空の色が濃い青を映し出す、夏休み初日。
予定をなくした私はベッドで横になり、アナログ時計が刻む時の流れをただ見つめていた。
窓より照らされる夕陽が、オレンジ色に染まる頃。
ようやく長い一日が終わったと察した私は、部屋に一人であることから、一言呟いていた。
「写真、消えましたか?」
『……はい、ただいま。その先に続く遊園地の写真も、半透明になりましたね』
「ありがとうございます」
その返事に力無く目を閉じれば、浮かぶのはあの日の光景で、記憶写真には夏の日の思い出が詰まっていた。
ぼんやりと夕陽を眺めていたらそれは茜色に変わっていき、「日が暮れてしまうと」と焦った記憶が鮮明に蘇ってくる。
「……今頃だったかな。間違えたって気付いて、慌てて……」
手を広げて見つめるも、当然ながらそこには私の手の平しかなくて、一人握り締めるしかない。
「大丈夫だから」と言ってくれた手も震えていたことを思い起こしながら、私はただ思い出を夢に眠るしかなかった。
予定をなくした私はベッドで横になり、アナログ時計が刻む時の流れをただ見つめていた。
窓より照らされる夕陽が、オレンジ色に染まる頃。
ようやく長い一日が終わったと察した私は、部屋に一人であることから、一言呟いていた。
「写真、消えましたか?」
『……はい、ただいま。その先に続く遊園地の写真も、半透明になりましたね』
「ありがとうございます」
その返事に力無く目を閉じれば、浮かぶのはあの日の光景で、記憶写真には夏の日の思い出が詰まっていた。
ぼんやりと夕陽を眺めていたらそれは茜色に変わっていき、「日が暮れてしまうと」と焦った記憶が鮮明に蘇ってくる。
「……今頃だったかな。間違えたって気付いて、慌てて……」
手を広げて見つめるも、当然ながらそこには私の手の平しかなくて、一人握り締めるしかない。
「大丈夫だから」と言ってくれた手も震えていたことを思い起こしながら、私はただ思い出を夢に眠るしかなかった。



