さよならの記憶写真館

『はぁー。何で私は、菜穂みたいに可愛くないんだろぉー』
『……ふぇ?』
 お菓子のポキッと折れる音と共に、菜穂の声が返ってきた。
 学校の昼休み。お弁当を食べ終わり、お菓子をポリポリと頬張っている顔があまりにも可愛くて、思わず心の声が漏れてしまっていた。

『ごめん! なんでもないからぁ!』
『……優太くん?』
 ニヤニヤと笑う菜穂によって、私は変わることが出来たんだ。