さよならの記憶写真館

『もし生まれ変われたら、また夫婦になってくれる?』
 優太と対面し、空が白み始めた時、私の半透明だった体はどんどんと消えていき、優太は最後だと思ったのかそう聞いてくれた。

『優太が私を好きになってくれたらね?』
 私もこれが最後だと、プロポーズされた時に言えなかった本心をぶつけてみた。

『あ、当たり前だし! 俺、好きな人としか結婚しないから!』
 知りたかった本音が最後に聞けた。
 来世は幼馴染か、同級生か、大人になってからの出会いか分からないけど、絶対に出会うからね。
 今度は自分から動くの。だって、人はいつ死ぬか分からないのだから。
 優太はゆっくり来てね。私の分まで、椿と柚花との時間を大切にしてほしいから。


「では、いきますよ。どうか、安らかな時間を……」
 最後に見たフラッシュの光は、どこまでも温かく、私を優しく包んでくれた。