
- 作品番号
- 1780611
- 最終更新
- 2026/05/20
- 総文字数
- 111,495
- ページ数
- 84ページ
- ステータス
- 完結
- いいね数
- 16
- ランクイン履歴
-
和風ファンタジー26位(2026/05/21)
声を失った姫と、真実を語れない陰陽師。
――想いは、嘘でしか届かない。
呪われ、恨まれ。
これは罰なのだと誰かが言った。
『随分と呆けた顔をしていらっしゃる』
そんな声を出せず、感情を出せない姫の前に現れた、
一人の陰陽師。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
俺は本当のことを言えません なので 筆談で
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嘘つきの陰陽師は、紙の上でだけ真実を語れる。
そして、声を失った姫も、紙の上でだけ本心を語れる。
『攫って差し上げましょうか。姫様』
互いに呪われた者同士。
想いを伝えるのは、いつだって紙の上だった。
互いの声を聞く時。
それは呪いが解けた時であり、終わりの時であった。
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