夜行列車の窓辺に座る迷い猫と、未送信のメール

ヒューマンドラマ

夜行列車の窓辺に座る迷い猫と、未送信のメール
作品番号
1767413
最終更新
2025/12/01
総文字数
28,368
ページ数
6ページ
ステータス
完結
いいね数
1
🐾 登場人物紹介
■ 千尋(ちひろ)

28歳/Webデザイナー。
仕事に追われ、親友との最後の喧嘩を抱えたまま “未送信の言葉”を胸にしまってきた。
真帆の訃報をきっかけに夜行列車へ乗り、迷い猫との出会いから、止めていた人生のページが再び動きはじめる。

■ 迷い猫(黒猫・オス/推定6〜12ヶ月)

ホームの片隅に置かれた段ボール箱から現れた、小さな黒い迷い猫。
気まぐれに千尋の膝へ飛び乗り、彼女が“見たくない過去”に触れようとするたび、そっと背中を押す存在。
千尋の親友・真帆が飼っていた猫によく似ている。

■ 真帆(まほ)

故人。千尋の親友。
明るく、いつも人の幸せを願うタイプだったが、病気を隠していた。
千尋との最後の未読メッセージが物語の鍵。
“未送信メール”に眠る千尋の本心を今につなぐ存在。

■ 真帆の母

終点手前の無人駅で出会う女性。
柔らかい物腰の中に、深い哀しみと強さを持つ。
彼女との対話が、千尋の「過去との決着」の決定打になる。

🐾 あらすじ
終電を逃した夜、千尋は一匹の黒い迷い猫とともに、最終運行の夜行列車へ乗り込む。
膝の上で眠る猫が押し広げたのは、疎遠になった親友・真帆との“未送信の言葉”たち。
通り過ぎる駅と、人々の小さな悩み。そして夜明け前の無人駅で待つ、予期せぬ再会。
泣いて、ふっと息がほどける——
人生の棚卸しをそっと手伝ってくれる“旅猫”の物語。
あらすじ
終電を逃した夜、千尋が拾ったのは一匹の黒い迷い猫。
そのまま最終運行の夜行列車へ乗り込んだ彼女は、
親友に送れずにいた“未送信の言葉”と向き合う旅に出る。
揺れる車内、膝の上で眠る猫、人々の小さな悩み。
そして夜明け前の無人駅で待つ、やさしい奇跡。
——涙がほどけて、心が軽くなる。
迷い猫がそっと導く、癒しの夜行列車物語。

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