君と僕の小さな命が尽きるその日まで

青春・恋愛

つゆり歩/著
君と僕の小さな命が尽きるその日まで
作品番号
1722380
最終更新
2024/04/13
総文字数
24,036
ページ数
5ページ
ステータス
完結
いいね数
1
あらすじ
極稀に特異体質というものを持って生まれてくる人がいる日本が舞台
それは人によって様々で力を使ったり、触れてはいけないものに触れた時などに不規則に寿命が縮んでしまう

雪を降らせる力を持つ香苗、外の空気に触れることが出来ない体質の雪

2人は、残り2週間で命が尽きるという時に運命の出会いを果たし最期の時を共に過ごすことになる

これは、そんな2人の最期の瞬間までの軌跡を描いた物語

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この作品の感想ノート

感想ノート、失礼します。
誰にも理解されない、気味悪がられてしまう特異体質に対して、香苗が周りからどんな反応をされても負けないでいて、かっこいいと思った反面、それがただの強がりだったのかもしれないと気付いたとき、全力の悪意を向けられて、平気でいられるわけもないなと思いました。
それは香苗と子供のやり取りでも感じて、子供が無邪気に喜ぶ姿を見て香苗が泣きそうになっているところで、香苗の心は香苗自身気付かないくらい傷ついていたんだと感じました。
最後は、誰かのために力を使いたい。誰かの役に立って、この命を終わらせたい。
そう願った香苗に相応しいと言っていいのかわかりませんが、とても美しい終わりを見届けることができたように思います。
これから先、長い時間をかけて幸せを感じてほしいと願わずにはいられませんでしたが、彼らにとっては、あの僅かな時間でも幸せでいられたことが、なによりも宝物だったのだと思うと、とても切なかったです。
素敵な物語を、ありがとうございました!

2024/06/09 00:39

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