- 作品番号
- 1715017
- 最終更新
- 2024/01/30
- 総文字数
-
24,453
- ページ数
-
13ページ
- ステータス
-
完結
- いいね数
- 10
正直者の嘘と嘘つきの本音が交わる夜、それは二人で過ごす最後の夜。
この作品のレビュー
ネタバレ
前向きになれる、濃密度の傑作!
短編とは思えないほどの密度と輝きをもった秀逸な物語です。
環境に問題を抱え、夜を彷徨う理沙と、体質ゆえに夜にしか出歩けない朝。
うそつきと化け物が紡ぐ物語は、さながら大胆かつ壮大なグラフィティに魅了されるがごとく、読者を惹きつけます。
中盤以降の周囲との摩擦や迷い、その中でも自分を理解してくれる先生とのやり取り、友達との確執に、挫折から立ち直ろうと足掻く理沙の姿、朝との別れと再会……。見所を挙げればきりがありません。
真夜中の嘘から始まる、読んで損はしない勇気をもらえる傑作でした。
2024/02/03 08:46
この作品の感想ノート
感動しました。すっごく面白かったです!
3万字に満たない短編とは思えないほどの密度を持った物語でした。
歪ながらもがき、苦しみ、それでも足掻いて前に進んでいく。どうにもうまくいかない日々に嫌気がさしつつも、しっかり生きていく。
うそつきと化け物が織り成す物語に、最後の最後まで引き込まれていました。
素敵な物語をありがとうございました!
2024/02/03 08:26