教室を見渡す。担任の先生が満足そうな顔をしている。
先生は単純なことが好きなのかな、と思ってしまう私は本当にひねくれているなと思う。
「私、書記やるー!」
そういって手を上げたのは教室の隅の席に座る矢崎さん。
クラスの中心人物みたいな人。そしていかにも『単純そうな人』。
「だって、書記とか成績上がりそうじゃない?内申点獲得のチャンスじゃん!」
「矢崎―!お前それ言ったら意味ねーだろー!」
クラスで一軍と呼ばれるような人達がぎゃははと笑いながら矢崎さんを茶化す。
まぁ、やってくれるならどうでもいいか。
「それじゃあ、矢崎さん。書記お願いしてもいいかな?」
「もち!任されたよ、片桐ちゃん!」
「頼もしいな、よろしくね。」
そこからの委員会活動、係活動の内容などはスラスラ決まった。
生徒会に提出するための名簿が矢崎さんの丸っこい字で埋まっていく。
先生は単純なことが好きなのかな、と思ってしまう私は本当にひねくれているなと思う。
「私、書記やるー!」
そういって手を上げたのは教室の隅の席に座る矢崎さん。
クラスの中心人物みたいな人。そしていかにも『単純そうな人』。
「だって、書記とか成績上がりそうじゃない?内申点獲得のチャンスじゃん!」
「矢崎―!お前それ言ったら意味ねーだろー!」
クラスで一軍と呼ばれるような人達がぎゃははと笑いながら矢崎さんを茶化す。
まぁ、やってくれるならどうでもいいか。
「それじゃあ、矢崎さん。書記お願いしてもいいかな?」
「もち!任されたよ、片桐ちゃん!」
「頼もしいな、よろしくね。」
そこからの委員会活動、係活動の内容などはスラスラ決まった。
生徒会に提出するための名簿が矢崎さんの丸っこい字で埋まっていく。