そして当日、雄朝津間皇子と忍坂姫その他家臣5名で、石上神宮に向かう事になった。
「わぁ、私馬なんてだいぶ久々に乗りました」
忍坂姫は久々に馬に乗れたのでとても嬉しそうにしていた。
彼女が馬に乗ったのは息長にいた頃以来だった。
「君、馬に乗れるの?」
通常女性は余り馬には乗らない。それは馬に乗る事に対して怖いと思う場合もあるし、男性でも乗り慣れるには結構時間が掛かるからだ。
「えぇ、息長にいた頃以来ですけど。族の男の人達が乗っているのに憧れて、時々乗らせて貰っていたんです。
ただ流石に1人ではよう乗れなくて、乗り慣れた人と一緒に乗る形でしたけど」
雄朝津間皇子はそれを聞いて、やっぱりこの娘は他の姫と違って少々お転婆な所があるなと思った。普通の姫ならそこまでして馬に乗りたいとは思わないだろう。
「何か凄い君らしいね。普通の姫ならそこまでして乗りたいとは言わないだろうに」
ただそんな性格の彼女も悪くはないと思った。それだけ好奇心旺盛なのも、見方によっては好ましいだろう。
「はい、お父様やお母様も、姫が男子に混じって馬に乗るとはなんて事だ!とよく言われてましたね」
ただ彼女はとても愉快そうに話していた。
(大事な娘がそんな事をしていたら、確かに親としたら心配するだろうな……)
彼はそんな彼女の光景が思わず目に浮かびそうだった。
そんなこんなで話しが盛り上がっていると、あっという間に石上神宮にたどり着いた。
皇子は手を引いて忍坂姫を馬から下ろすと、そのまま石上神宮の中に入って行った。
すると色々な物が既に届いていて、そのまま外に置かれた状態になっていた。
忍坂姫は思わずその荷物の元に走った。すると武器やら物資、はたまた珍しい飾り物等も見つけられた。
(わぁー凄い!珍しい物がいっぱいあるわ)
雄朝津間皇子もそんな彼女に遅れてその場にやって来た。そして彼女同様に届いた荷物を見た。
「へぇー今回も結構沢山届いているな」
そしてしばらく2人がその荷物を眺めている時だった。
彼らの後ろから「雄朝津間皇子、来られましたか」と知らない男性の声がした。
2人が思わず振り返ると、そこには1人の男性がいた。
見た目で言うと40代後半ぐらいに見える。
「あ、伊莒弗。久しぶり」
皇子がその男性に声をかけた。
忍坂姫は思わず誰だろうと首を少し傾げた。もしかするとこの神社の関係者の1人なのだろうかと彼女は思った。
「伊莒弗、この子は今俺の宮に来ている忍坂姫。稚野毛皇子の第一皇女だ」
忍坂姫は急に雄朝津間皇子に紹介され、とりあえず軽く会釈だけした。
「これは、稚野毛皇子の姫様でしたか。私は物部伊莒弗と言います。この石上神宮を管理している者です」
彼はそう言うと、とても深々と彼女に挨拶をした。
(そっか、この人がこの神社を預かっている人なのね)
「わぁ、私馬なんてだいぶ久々に乗りました」
忍坂姫は久々に馬に乗れたのでとても嬉しそうにしていた。
彼女が馬に乗ったのは息長にいた頃以来だった。
「君、馬に乗れるの?」
通常女性は余り馬には乗らない。それは馬に乗る事に対して怖いと思う場合もあるし、男性でも乗り慣れるには結構時間が掛かるからだ。
「えぇ、息長にいた頃以来ですけど。族の男の人達が乗っているのに憧れて、時々乗らせて貰っていたんです。
ただ流石に1人ではよう乗れなくて、乗り慣れた人と一緒に乗る形でしたけど」
雄朝津間皇子はそれを聞いて、やっぱりこの娘は他の姫と違って少々お転婆な所があるなと思った。普通の姫ならそこまでして馬に乗りたいとは思わないだろう。
「何か凄い君らしいね。普通の姫ならそこまでして乗りたいとは言わないだろうに」
ただそんな性格の彼女も悪くはないと思った。それだけ好奇心旺盛なのも、見方によっては好ましいだろう。
「はい、お父様やお母様も、姫が男子に混じって馬に乗るとはなんて事だ!とよく言われてましたね」
ただ彼女はとても愉快そうに話していた。
(大事な娘がそんな事をしていたら、確かに親としたら心配するだろうな……)
彼はそんな彼女の光景が思わず目に浮かびそうだった。
そんなこんなで話しが盛り上がっていると、あっという間に石上神宮にたどり着いた。
皇子は手を引いて忍坂姫を馬から下ろすと、そのまま石上神宮の中に入って行った。
すると色々な物が既に届いていて、そのまま外に置かれた状態になっていた。
忍坂姫は思わずその荷物の元に走った。すると武器やら物資、はたまた珍しい飾り物等も見つけられた。
(わぁー凄い!珍しい物がいっぱいあるわ)
雄朝津間皇子もそんな彼女に遅れてその場にやって来た。そして彼女同様に届いた荷物を見た。
「へぇー今回も結構沢山届いているな」
そしてしばらく2人がその荷物を眺めている時だった。
彼らの後ろから「雄朝津間皇子、来られましたか」と知らない男性の声がした。
2人が思わず振り返ると、そこには1人の男性がいた。
見た目で言うと40代後半ぐらいに見える。
「あ、伊莒弗。久しぶり」
皇子がその男性に声をかけた。
忍坂姫は思わず誰だろうと首を少し傾げた。もしかするとこの神社の関係者の1人なのだろうかと彼女は思った。
「伊莒弗、この子は今俺の宮に来ている忍坂姫。稚野毛皇子の第一皇女だ」
忍坂姫は急に雄朝津間皇子に紹介され、とりあえず軽く会釈だけした。
「これは、稚野毛皇子の姫様でしたか。私は物部伊莒弗と言います。この石上神宮を管理している者です」
彼はそう言うと、とても深々と彼女に挨拶をした。
(そっか、この人がこの神社を預かっている人なのね)