もう、離れるな。俺がお前の耳になってやるから 〜地味子×チャラ男の一途すぎる両片思い〜

作品番号 1661365
最終更新 2022/07/07

もう、離れるな。俺がお前の耳になってやるから 〜地味子×チャラ男の一途すぎる両片思い〜
恋愛・青春

145ページ

総文字数/ 93,613

ランクイン履歴:総合82位 (2022/04/26)

私は、あなたの声が好きでした。
あなたが、大好きでした。
けれど、もう私には、あなたの声が美しく聞こえないのです。
側にいればいるほど、その事実が悲しくなるのです。
私はあなたの声が聞こえなくても当たり前の距離まで離れます。

失ったことを嘆くより、最初からないままの方が、私の心は守れると思いました。
なのに、どうしてですか?
なんであなたは、私の前から消えてはくれないのですか?

「俺が、君の耳になるから」

そうじゃない。
私が欲しいのは、それではないのです。
ただ、宝物を大事にしたいだけです。
離れることを許してください。

あなたのせいです。
あなたの側にいたから。
あなたに恋をしたから。
神様は私からあなたの声を奪ったのです。

これ以上、私から何も奪わないで。
私は私の中にいる
あなたの声だけで十分なのですから。

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Kotori Sagawa
地味で目立たない高校2年生

松井波音(18)
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あらすじ
彼は幼馴染だった。
かつては、いつも一緒にいるのが
当たり前だった。
それなのにいつからだろう。
彼が、私からずっと遠くに行ってしまったのは。

変わり果ててしまった彼を
想い続けるのが嫌になった私は
ある決断をした。
けれどその矢先、私は大切なものを
失ってしまった。

「俺から離れるな」
「どうして今更そんなことを言うの?」

もう私は、元に戻れないのに。

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