君の手は冷たく、そして暖かかった。

青春・恋愛

矢田川いつき/著
君の手は冷たく、そして暖かかった。
作品番号
1634355
最終更新
2021/08/14
総文字数
110,931
ページ数
63ページ
ステータス
完結
いいね数
1

「真夏の空の下で生きてみたい」

 雪女の君と生きた夏は、いつだって笑顔に溢れていた。
あらすじ
 痛熱病。
 焼けるような痛みと熱さを伴う不治の奇病に侵された霜谷佳生は、生への絶望から荒んだ病床生活を送っていた。そんなある初夏の日、雪がちらつく病院の裏庭で、雪女の少女と出会う。

「私ね、一度でいいから、真夏の空の下で生きてみたいんだ」

 そんな彼女の願いを端緒に、凍りついていた佳生の時間が、静かに溶け始める。

 これは、生に絶望した少年と、生に焦がれる少女の、恋の物語。

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