主人公叶人の祖母は、よく物をなくしていた。ことあるごとに何かをなくしては、叶人を頼った。


次第に叶人はそんな祖母を鬱陶しいと思うようになる。


そんなある日、叶人は祖母が倒れているところを発見する。持病が悪化し、祖母は入院することになった。


祖母の荷物を準備していたとき、祖母が倒れる前に何をしていたのか気になった叶人は、本棚を見た。そこには祖母からの手紙があった。


親のことについて。
なぜ物をなくすのかについて。


祖母の本当の気持ちを知った叶人は、祖母に話を聞く。


その中で、自分がどれだけ愛された存在なのかを思い知る。そして、鬱陶しいと思っていた祖母の物をなくすという行為が、とても嬉しいものになった。


それから、叶人は祖母と暮らすことを決めた。