黑猫はかごの小鳥にキスをする。

作品番号 1554613
最終更新 2019/07/22

黑猫はかごの小鳥にキスをする。
青春・恋愛

231ページ

総文字数/ 126,169

決められた将来、

逆らえない相手。


育ての親のようなものを支えるために

わたしは生まれた。


自我などあってないようなものであり

選択肢も同じだ。



そう思い込んでは疑わずにいたわたしに、

彼は言った。


貴様が望むなら、貴様の将来はおれが変えてやる――。


黑猫の君は、

まるでかごの中の鳥のようなわたしに

キスをした。


表紙︰ガーリー素材

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