結局関谷くんは、店内を物色しながら央寺くんのバイトあがりを待っていた。なんだかんだで一緒に帰る流れになったようだ。
着替えを終えて、裏出口に通じる通路で央寺くんと一緒になった私は、
「あ、じゃあ……お疲れ様」
と言って、先に外へ出ようとする。
すると、
「なんで? 店内の説明するって言ったじゃん」
と言ってくる央寺くん。
「いや……だって、関谷くんがいるし」
「アイツ、多分まだ明日美さんと話してるだろうし、ほっときゃいいんじゃない? 俺と帰る方向一緒だから、あとから同じバス停行くだろうし」
「……そ……そうなんだ」
嫌だな……。バス停でまた一緒になるのか。私だけ先に帰りたくなってきた。
「帰りたい感じ?」
「あっ、いや……」
「じゃあ、行こう。関谷はしゃべり好きだし、あとで話す練習してみたら?」
着替えを終えて、裏出口に通じる通路で央寺くんと一緒になった私は、
「あ、じゃあ……お疲れ様」
と言って、先に外へ出ようとする。
すると、
「なんで? 店内の説明するって言ったじゃん」
と言ってくる央寺くん。
「いや……だって、関谷くんがいるし」
「アイツ、多分まだ明日美さんと話してるだろうし、ほっときゃいいんじゃない? 俺と帰る方向一緒だから、あとから同じバス停行くだろうし」
「……そ……そうなんだ」
嫌だな……。バス停でまた一緒になるのか。私だけ先に帰りたくなってきた。
「帰りたい感じ?」
「あっ、いや……」
「じゃあ、行こう。関谷はしゃべり好きだし、あとで話す練習してみたら?」