ファミレスに着くと、央寺くんは唐揚げ定食をご飯大盛りで頼んだ。私はこの中途半端な時間に何を頼もうかと悩んだ結果、夕食を減らせばいいやとクリームあんみつを頼む。
注文したものがきて、なんだかとても不思議な光景だ、と少し首を傾げる。お父さん以外の男の人がご飯をもりもり食べているのを真正面で見るなんてこと、今までになかったから。
「外暗くなってきたけど、大丈夫?」
今日は曇りだし、十一月下旬だからか、夕方五時でもだいぶ薄暗くなってきた。
央寺くんの言葉に頷いて、
「友達とファミレス行ってから帰るって、お母さんに連絡入れた。なんか、逆に喜ばれたけど」
と答える。
「友達と一緒ってことで? どんだけ友達いないかうかがえるな」
図星だから言い返せない。私はじとっと央寺くんを見た後、あんみつに入っている白玉を一気にふたつすくって食べる。
「姫野の母さん、なんとなく優しそうなイメージある」
「え? 普通だよ。央寺くんのお母さんは怖いんだったっけ?」
「キレたら、めっちゃ怖い。家族で一番」
お味噌汁をすすり、「アチ」と言って小さく舌を出し、おわんを戻す央寺くん。
注文したものがきて、なんだかとても不思議な光景だ、と少し首を傾げる。お父さん以外の男の人がご飯をもりもり食べているのを真正面で見るなんてこと、今までになかったから。
「外暗くなってきたけど、大丈夫?」
今日は曇りだし、十一月下旬だからか、夕方五時でもだいぶ薄暗くなってきた。
央寺くんの言葉に頷いて、
「友達とファミレス行ってから帰るって、お母さんに連絡入れた。なんか、逆に喜ばれたけど」
と答える。
「友達と一緒ってことで? どんだけ友達いないかうかがえるな」
図星だから言い返せない。私はじとっと央寺くんを見た後、あんみつに入っている白玉を一気にふたつすくって食べる。
「姫野の母さん、なんとなく優しそうなイメージある」
「え? 普通だよ。央寺くんのお母さんは怖いんだったっけ?」
「キレたら、めっちゃ怖い。家族で一番」
お味噌汁をすすり、「アチ」と言って小さく舌を出し、おわんを戻す央寺くん。