ていうか、“表面的”といえば……。

連鎖的に相良くんの失礼な発言の記憶も引っ張り出してしまい、いやいや、今せっかく調子が戻ってきたんだから、と頭から追いやり、エビフライを勢いよく口の中に入れる。

「ああ、そういえば、この前の実力考査の結果、母さんに聞いたけど、学年二位だったんだってな」
「うん」
 
モグモグしながら頷くと、お父さんは箸を置いて腕組みをした。

「悔しかったな。次は一位を目指して頑張れよ。応援してるから。次のテストはいつだ?」
「十月中旬の中間考査」
「そうか、期待してるからな」
 
お父さんはそう言って、揚げ物に箸を進める。

「……うん」