「結局、資料作りの手伝いだったね」
「文化祭の展示作成してたのに、中断させてごめん」
「ハハ。なんで園宮くんが謝るの?」
昼休み時間も残りわずかになった頃、生徒会に雑用動員された私たちは、廊下を教室へと歩く。
最初の頃はこうして並んで歩くのも緊張していたけれど、もう慣れてきた。
「そういえば、音楽変わったんだね」
見上げると、園宮くんは、「ピアノ」と言って指で弾く真似をした。
「あぁ……うん」
と言っても、相良くんとふたりで弾いているのだけれど。
「最近、風が冷たくなってきたから窓開けてないことが多いんだけど、聞こえる?」
「うん、わりと。けっこう気に入ってる、最近聞こえる音楽。なんていうか……」
「落ち着くよね」
「そう、落ち着くし、精神統一できるし」
「文化祭の展示作成してたのに、中断させてごめん」
「ハハ。なんで園宮くんが謝るの?」
昼休み時間も残りわずかになった頃、生徒会に雑用動員された私たちは、廊下を教室へと歩く。
最初の頃はこうして並んで歩くのも緊張していたけれど、もう慣れてきた。
「そういえば、音楽変わったんだね」
見上げると、園宮くんは、「ピアノ」と言って指で弾く真似をした。
「あぁ……うん」
と言っても、相良くんとふたりで弾いているのだけれど。
「最近、風が冷たくなってきたから窓開けてないことが多いんだけど、聞こえる?」
「うん、わりと。けっこう気に入ってる、最近聞こえる音楽。なんていうか……」
「落ち着くよね」
「そう、落ち着くし、精神統一できるし」