「私ね、今日、ハヤテくんに告白しようと思うの」
「えっ!?」
けれど、続けて紡がれた言葉に、思わず目を丸くして固まった。
「ちょ、ちょっと待って、告白って、ホントに?」
「……うん。放課後、ハヤテくんの部活が始まる前に……部室棟の裏に来てってお願いして、そこで」
段々と小さくなる語尾に比例するように、縮こまるユリの肩。
当の私は返事に困って、戸惑う他できることがない。
だって、ハヤテくんには彼女がいるんだよ?
無関係の私が見ても仲良しで、お似合いな二人だし、ユリだって、それはわかってるんだよね?