あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。のレビュー一覧
こんなにも全ての人に読んでもらえたら、と思った作品に出会えて感涙しています。本当に今までで一番泣きました。私も戦争の物語をよく読みます。埼玉の入間基地で桜花を見た時には胸が詰まりました。二度と、こんな悲しみを繰り返す国にならぬように、忘れてはいけないと切に願うばかりです。
何度読んでも考えさせられる物語です。 ふとした時に「あ、また読みたいな…」と思い、 毎回泣いてしまいます。 ぜひ、機会があれば彰sideからのお話も読んでみたいです!
20年程前、新聞で特攻隊員の方の記事を読みました。艦隊へ突っ込んだけど、失敗してその隊員の方はもう亡くなっていたそうです。米艦隊があまりにも若い特攻隊員に同情し、丁寧に埋葬?し、その時の遺品が遺族に帰ってきたという記事でした。その特攻隊員の方が鹿児島の鹿屋から飛び立ったと記事にあり、どうしても行きたくなり鹿屋にある資料館へ行きました。そこで、元『予科練』だった方が館内を案内してくれました。色々な話を聞き、近くにある慰霊塔にも連れていってくれました。その時の話や展示してあったゼロ戦など、とても印象に残っています。その鹿児島に行った事が縁で、地元の鹿児島料理のお店で働きその縁で旦那と結婚し子供も出来ました。色んな縁で出来た幸せです。子供達にも『死ぬ』と言う言葉を、どうかもっと重く感じて欲しいと感じた作品です。
この物語を読んで、改めて戦争について考えさせられました。当時はこんな事もきっとあったんだろうな、と胸が苦しくなって、ティッシュが手放せなかったです(笑) 読んだあと、戦争について自分なりに知りたいと思いました。 改めてこんなに綺麗なお話を書いて下さりありがとうございました!心が洗われました。
以前もレビューをした者です( 笑 ) この作品は私の中でとても特別で、何度読んでも涙が勝手に流れてきてしまいます。 こんな素敵な作品を書かれた汐見夏衛様に聞いて頂きたい曲があります。 Halo at 四畳半 というインディーズバンドの『アンドロイドと青い星の街』です。 この曲を聴くとこの作品が浮かび、また涙してしまいます。 もし聴いてくださり、全然こんなんじゃないよ!ってなったらすみません( 笑 ) 是非聴いていただきたいです! 長々と失礼いたしました_(._.)_ これからも応援しています!! 頑張ってください\♥︎/
戦争を感じた人にしか分からないこと。戦争の辛さを、悲しみを、切なさを。改めて感じることが出来ました。 何年たっても人を愛する心は変わらないんだと思いました。 本当に最高の物語です。
私はもうすぐ、沖縄へ平和学習の修学旅行に行きます。一年ほど前に、この作品に出会い大号泣しながら、読みました。 つい先日、その平和学習の事前学習ということで、戦争について講義をきき、もう1度この作品を読みたいと思って来ました。 やはり、何度読んでも泣けます。戦争の苦しさを繊細にかかれていて、この作品に出会えてよかったと思います。 彰の愛の深さが沁みました。
すっごく退屈だった授業中に書籍化情報で見つけて読み始めました。いつもは本になるのを読んだりしないんですが、なんだか惹かれて…。でも読み始めてから、こんな時間に読んだことを後悔しました。だって、すっごく感動できる話だったから。授業中、机の下でこの話を読みながら、何度も目元を拭いました。涙がこぼれないようにするのに必死でした。それくらい百合の彰に対する思いに、彰の特攻に向ける思いに心を奪われました。私は何をしてるんだろうって、本当に思って、不真面目だった自分が恥ずかしくなりました。でも、本当にこの作品に出会えてよかったです。本も絶対買います!
つらくて、何度ページをめくるのをやめようかと思っただろう。それでも止まらず、何度も涙で文字が滲み、画面にしずくが落ちました。 百合と同じように、私も戦争のことは社会科や歴史の授業で学びました。でも、それがいかに機械的で表面的なことであったかを、痛烈に思い知りました。 人間が、生きていた。想いをもって、生きていた。彰という名前があった。泣いたり笑ったりしていた。そこにはたしかに、教科書には決して載らない温度があったんです。 70年前。そう遠くもないなあと思います。私と同い年、あるいはそれよりうんと若い命が、誇りを胸に散っていく。なんて愚かな、悲しいことなんだろう。 できればこの国に生まれた人全員に読んでほしい。そして彼らの温度を感じてほしい。きっと読後は、新しい世界が広がっています。
結末が悲しいものだと予感できるため、なかなか読めませんでしたが、一度読み始めると一気に読んでしまいました。後半は涙が止まらず、いろいろと考えさせられる小説でした。作家さんも、特攻隊について、いろいろと調べて丁寧に書かれたんだなと思いました。みんなに一度は読んで欲しい小説です。