青春・恋愛
完
逢優/著
- 作品番号
- 1093382
- 最終更新
- 2017/07/31
- 総文字数
- 81,733
- ページ数
- 135ページ
- ステータス
- 完結
- いいね数
- 5
願いがひとつ叶うとしたら
僕はきっと
もう二度と会えないきみに
もう一度だけ会いたいと願うだろう
───あの夏、確かにここで起きた奇跡を
僕は一生忘れない
◆◇◆
きみと世界が終わるまで
◇◆◇
この作品のレビュー
投稿者:Aki*さん
24時間の奇跡。
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きみがいない世界はどこまでも深く真っ暗で、いっそ自分も消えてしまいたいと思っていた。きみと過ごした17歳最後の日……起きたのは24時間の奇跡。 優太とゆりあ、少しずつ刻まれてゆくふたりの時間。綴られた文章はとても丁寧で優しくて、ふたりがお互いを想う温かい気持ちが一層強く伝わるようでした。 逢優さんの作品は、“今”をどう生きるかをいつも教えてくれるのですが、この作品も。そして今回は“命の繋がり”についても考えされられました。 自分の命は自分だけのものじゃない。想像するより遥か昔から繋がってきた、奇跡。 限りある時間の中で過ごすふたりは一生懸命で、どうにもならない想いに押しつぶされそうで、涙を浮かべずにはいられない切なすぎるラブストーリーでした。でも、逃げずに前を向くふたりの、儚くもとても美しく強い物語でした。
2016/08/19 20:21
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