*あとがき*


こんにちは、逢優です。


この度は「きみと世界が終わるまで」を最後までお読み下さりありがとうございました。


この作品は、スタ文のテーマが発表されてから構成を考えて執筆を始めた作品です。


文章の未熟さと語彙力のなさがゆえに、スタ文っぽくない部分も多くあったと思いますが、最後までお付き合いいただいた皆様には本当に感謝です。


けれどスタ文という枠にとらわれないように考えてみても、この作品には私の今の生きることへの思いを多く取り入れさせてもらいました。


大切な人が亡くなったから、自分もいなくなってしまおう。


そんな馬鹿げたこと、と思う人もいるかもしれません。


けれどこの世界には、そうして死を選んでしまう人もたくさんいます。


そんな優太を救い、生きているということは奇跡なんだと優太を叱咤激励する役を私はゆりあに馳せました。


そして最後に明かされる戦時中のシーン。


実は私の母方の祖母は、戦時中に生まれています。


祖母の父親は祖母の顔を見ることなく御国のために散ってしまいました。


もし祖母がこの世に生まれていなかったら、私はこの世に生まれることはなかった。


自分に置き換えてそう考えてみると、私ひとりの命が私だけのものではないようなそんな気がしてきませんか?


そんな奇跡が、この作品を通して皆様に少しでも伝わっていればいいなと思っています。


長くなりましたが、最後までお付き合い下さりありがとうございました。


2016.08.11 逢優


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