プロフィール

岩長咲耶
【会員番号】432889
岩長咲耶(いわなが さくや)です
どうぞよろしくお願いします

【野いちご】
・野いちご文庫
・パープルレーベル
・ブルーレーベル

【ベリーズカフェ】
・ベリーズ文庫
・マカロン文庫

それぞれから文庫本及び電子書籍発売中


最新作の『ずっと恋していたいから、幼なじみのままでいて』が野いちごおススメ作品に掲載されました

作品一覧

公開作品はありません。

公開リスト一覧

公開されているリストはありません。

レビュー一覧

自分を認めてあげられる物語
続きを見る

もしもあの時、ああしていれば。こうしていれば。 過去に戻って、あの分岐点を選び直せたなら……。 誰もが一度は思ったことのある願望だと思います。 その願いが本当に叶ったら、人はどうするでしょうか? 手元にある毎日は味気なくなりがちで、逆に手の届かない過去はとても美しく、甘酸っぱく、キラキラ輝いている。 それを再び手にした時、あの頃より大人になっている自分はどんな選択をして、なにができるのだろう。 夢のようなチャンスに憧れる自分と、夢ではない現実を生きてきた自分を、満足させて勇気づけてくれる作品です。 小さな後悔や失敗を何度も何度も積み重ねて、泣きながらそれでも真っ直ぐ毎日を生きている人へ。 筆者様の小さな……でも精いっぱいの『頑張ろうね!』の声が届く作品です。

2016/06/20 12:29
青春・恋愛 122ページ ・総文字数99,864
そこにいる、誰かの物語
続きを見る

もう子どもじゃないから色々悩んで、考えて。 でもまだ大人じゃないから、諦めきれず逃げられもしない。 もどかしさに思わず手を差し伸べてしまいたくなるような、傷付いた少女と少年。 それは誰しもたぶん、過去の自分の姿と重ねてしまう存在なのでしょう。 情けないくらいちっぽけで、未熟で、でも本当に本気で純粋だったあの頃の自分の分身が、ひとつひとつ確かなものを積み重ねるように自問自答して、爪先を前に向けて答えを見つけていく。 ……涙が出るほど切なく、胸苦しいほど懐かしく、声にならないほど愛しいです。 自転車から眺める原っぱの緑や、冷たい風を切る頬の赤い血色や、白い息が流れていく様が目に見えるような描写力。 そして淡々と隠し事も無く、胸が痛むほどひたすら正直で誠実な心理描写はもう、脱帽するしかありません! いいよさん、深く心に残る作品をありがとうございました。

2016/02/08 12:47
青春・恋愛 87ページ ・総文字数90,004
空の青さという真実
続きを見る

何度も繰り返される今日という一日。 降る雨がまるで抜け出せぬ檻のように主人公を包み、惑わし、捕えます。 現在というリピートの中で、知らなかった過去を認識し、目を逸らし続けていた気持ちと向き合い、少しずつ主人公の今日が変わっていく。 『人生とは雨を恐れて家の中に引き籠ることでは無く、雨の中でダンスを踊ること』 以前、私が感銘を受けた言葉ですが、この作品の主人公にも通じる言葉です。 雨の中に飛び出し、打たれ、泣き喚き、それでも笑う。 そして厚い雲と暗い雨の向こうに確かに存在する、青い空を見る。 若い彼らはこれからも生きていきます。 その道は不確かで、なにが起こるか分からない現実という名の無情の世界。 それでも空の青さという真実を胸に刻んだ彼らは、今日を生きていくのです。 いいよさん、素晴らしい作品をありがとうございました。

2015/12/29 23:41
青春・恋愛 203ページ ・総文字数84,819

フォロー中のユーザー

    まだフォロー中のユーザーはいません。
pagetop