プロフィール
『階段途中の少女たち』
スターツ出版文庫より発売
『15歳、終わらない3分間』
『夕星の下、僕らは嘘をつく』
『京都あやかし絵師の癒し帖』
スターツ出版文庫より発売中
作品一覧
公開リスト一覧
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たとえ十数年でも生きていたら逃げ出したいことだってある とても嫌な思いをしてそれを切り捨てたら楽になることもある だけどこれは 逃げて、逃げて、目を背けて それでも逃げ切れなかったふたりの物語 生きるのはけして楽しいことばかりじゃない じゃあ必ずしも均等に苦楽がやってくるかといえばそうでもない 苦しみばかり続くことは多い どうして自分ってこうなんだろうって 違う環境に生まれてきてたら、もっと楽しい人生だったのかなって 悔んで泣いて、また日は昇る そんなとき、助けてくれるのは 自分の名前を呼んでくれる誰か たとえひとりでも、自分が気づいていなくても たったひとつの自分だけの名前を呼んでくれる誰か 強く生きよう、そう思えるのはとても立派なこと でも本当に大切なのは、そこに至る過程 陽太と月子の苦しみを その大切な七日間を、ぜひ
ちょっと鬱積としていた毎日。 ところが気がついたら、やり直したかったあの頃に戻っていたら――? 誰だって後悔はするもの。 いくら「後悔のないように」なんて言われても、これっぽっちもしない、なんて人はきっと稀。 だけどやり直しの機会を与えられたら? 数年後、自分が、周りの人間関係がどうなっているか知ったまま、やり直せるかもしれなくなったら? この答えはきっと難しい。 未来を変えたいと思うか、変えてしまう恐怖に怯え同じ時を進むのか。 主人公はきっと誰もが躓くところで躓いて、でも彼女なりの答えを導き出した。 それは簡単なことではなくて、必死に迷い、考え、泣いて。 その結論が何であれ、彼女が出した最善の答え。 もう大人になってしまった自分へのもどかしさ、15歳の頃の懐かしさ、そして優しさに溢れる物語。 貴方なら、リトライしますか?
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