香月文香さんの作品一覧

表紙を見る 表紙を閉じる
月が災いの象徴とされる帝都。 蝕魔と呼ばれる異形がはびこる帝都では、蝕魔を討伐する討禍隊とその治癒を行う巫女が憧れの的だった。 堂上家は巫女を輩出する名家の一つ。しかしそこに生まれた沙夜(さよ)は、双子の妹・美朝(みあさ)とは異なり、治癒の力がなかった。 そのため家族からは虐げられる日々を送っていたが、彼女には秘密があった。 月夜の下では、治癒の力を持った最強の巫女になるのだ。 そんなある日、討禍隊の隊長である鴛宮(おしみや)影玄(かげはる)の怪我を治したことから結婚を申し込まれる。 だがそれを心よく思わない妹が、さまざまな妨害をしてきて——。 これは、心に傷を負った少女が、愛されて幸せになる物語。
死に戻り悪霊妃は、後宮で〈連理の姫〉を探す

総文字数/31,997

後宮ファンタジー21ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
役人だった父が政争に負けたため、家族まとめて処刑されることになった蔡(さい)詩夏(しか)。 しかし両親は詩夏を見捨て、美しい方の姉だけは助けて欲しいと嘆願し、皇帝もそれを受け入れる。 涙ながらのお別れをする両親と姉を見ながら、詩夏は死に際に祈るのだった。 ——次は、一人で死なずに済むくらい美しく生まれますように! その願いが叶ったのか、詩夏は十七年後の後宮に、美しき最下級妃として生まれ変わる。 ただし、最下級妃の願いを叶えなければ消えてしまう悪霊として。 その願いとは、国を豊かにするという「連理の姫」を探すこと。 消えたくない詩夏が連理の姫を探す中、生前面倒を見ていた皇子が皇帝となって詩夏に迫ってきて——? 「愛している、詩夏姐」 (私が美しくなくても、あなたは私を愛してくれたの?) これは美しい姉「ではない方」の女の子が愛されるお話。
表紙を見る 表紙を閉じる
珀元国の後宮では、男占い師・燕が妃嬪や女官の心を掴んでいた。 その正体は、異能を持つ少女、朱(しゅ)春燕(しゅんえん)。 彼女は男装して後宮に忍び込み、巧みな観察と話術、ときどき異能によって相手の心を読み、謎めいた男占い師として活躍していた。 その目的は、幼い頃に出会った親友の少女・雪に再会するため。 だがある夜、男子禁制の後宮で、春燕は皇帝の珀(はく)瑞薛(ずいせつ)に捕まってしまう。 このまま殺されると覚悟したとき、瑞薛から意外な提案をされる。 いわく、彼にかけられた呪いを解けば、後宮に忍び込んだ罪は帳消し、雪にも会わせてやる、と。 「やります‼︎」と即答する春燕。 その一方で瑞薛は、かつて自分が少女「雪」として春燕と過ごした日々を思い出していた。 瑞薛もまた、春燕との出会いを忘れられなかったのだ。 呪われた〈冷徹帝〉は美しく微笑む。 (一度は逃がしてやろうと思ったのに) 後宮に来たからにはもう躊躇わないと決めた皇帝 × そうとは気づかないいかさま男装占い師 のすれ違う恋物語 ※ えびさそりさん 素敵な感想ありがとうございます!嬉しいです!
無能令嬢の契約結婚
  • 書籍化作品
  • コミック掲載中

総文字数/31,229

和風ファンタジー7ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
本作品を長編化した書籍が2023/01/28に発売されます! 新井テル子先生の美麗な表紙が目印です。 どうぞよろしくお願いいたします。 異能が尊ばれる日本の自治州・至間國に生まれ育った相良櫻子は、異能の使えない「無能」だった。 異能の使える妹に虐げられ、どこか遠くへ行きたいと夢見る日々。 そんなある日、櫻子は仁王路伯爵家の次男である仁王路静馬から結婚の申し込みを受ける。 なぜ自分が選ばれたか分からない櫻子に、静馬は告げる。 「——櫻子、これは契約だよ」 無能男爵令嬢が愛を掴むシンデレラストーリー。 ※ 東沙月さん、妖怪字並べあめじ@皆違って皆星5!、ことさん 素敵なレビュー&感想ありがとうございます!嬉しいです!
芙蓉の花は後宮に咲く

総文字数/31,985

後宮ファンタジー15ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
呪い、妖怪などこの世ならざるモノが見える少女・瓏 芙蓉は、周囲に気味悪がられ虐げられて育ってきた。 それは美しい妹・瓏 玉環が、後宮で淑妃として過ごす間も変わらない。芙蓉は下女として扱われ、こき使われていた。 そんなある日、芙蓉は妖怪に襲われたところを、国一番と名高い方術士・如閑に救われる。 その翌日、芙蓉は皇帝に呼び出され、如閑とともに呪いから貴妃を守れとの命を受け、やむなく事件に巻き込まれていく──。
玖条花彌子の恋と故意

総文字数/27,380

青春・恋愛14ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
その日、玖条花彌子は心を弾ませて登校した。 なぜなら、好きな人から告白の返事をもらえるはずだったからだ。 いつもより丁寧に髪を梳かして、セーラー服にシワがないか念入りにチェックして。 そして──彼女を待ち受けていたのは、好きな人の首吊り死体だった。 期せずして第一発見者になってしまった花彌子は、(ヤクザに拉致されたりしながら)キレて叫ぶ。 「私が初恋の人を殺せるはずがないのに!」 「彼を殺害した犯人を必ず見つけ出します」 三つ編み地味メガネ女子高生探偵とヤクザ青年助手の事件簿。 ──あるいは、玖条花彌子の恋物語。
幼馴染の人狼を闇オークションで買ってしまったのですが

総文字数/31,942

現代ファンタジー64ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
魔術を司る男爵家当主、イヴ=フォン=モーリエには願いがあった。 それは、死者を蘇らせる魔術を完成させること。 イヴは、五年前に亡くなった両親を蘇らせるため、儀式に必要な形見を競り落とそうと闇オークションに参加する。 そこでかつての好きな人──幼馴染である人狼、ヴィンスが商品として出品されている場に出くわし、形見の代わりに購入してしまう。 買った者と買われた者。昔と立場が変わってしまった今では、イヴは恋を伝えることができなくて──。 すれ違う二人の想いはどこへ辿り着くのか。 ※真響さん 素敵な感想ありがとうございます!嬉しいです!
pagetop