
作品番号 1625609
最終更新 2021/01/05
その日、玖条花彌子は心を弾ませて登校した。
なぜなら、好きな人から告白の返事をもらえるはずだったからだ。
いつもより丁寧に髪を梳かして、セーラー服にシワがないか念入りにチェックして。
そして──彼女を待ち受けていたのは、好きな人の首吊り死体だった。
期せずして第一発見者になってしまった花彌子は、(ヤクザに拉致されたりしながら)キレて叫ぶ。
「私が初恋の人を殺せるはずがないのに!」
「彼を殺害した犯人を必ず見つけ出します」
三つ編み地味メガネ女子高生探偵とヤクザ青年助手の事件簿。
──あるいは、玖条花彌子の恋物語。
なぜなら、好きな人から告白の返事をもらえるはずだったからだ。
いつもより丁寧に髪を梳かして、セーラー服にシワがないか念入りにチェックして。
そして──彼女を待ち受けていたのは、好きな人の首吊り死体だった。
期せずして第一発見者になってしまった花彌子は、(ヤクザに拉致されたりしながら)キレて叫ぶ。
「私が初恋の人を殺せるはずがないのに!」
「彼を殺害した犯人を必ず見つけ出します」
三つ編み地味メガネ女子高生探偵とヤクザ青年助手の事件簿。
──あるいは、玖条花彌子の恋物語。