お盆のお祭りなのか道路を見ると朝から山車が練り歩いていた。


着いたのが夜中近かったのに彼氏のお父さんは夕食を食べずに待っていてくれてた。


彼氏の妹と甥っこもちょうど来ていて、あたしは甥っこの遊び相手になった。


夜中になったから彼氏に「ワンピース着なくてもいいんじゃない?」と言われてラフな格好での挨拶となった。


ご飯を戴いて、お風呂を借りて、甥っことゲームをしてその日は眠る事になった。


そして朝、山車と音楽で目が覚めて窓からタバコを吸いながらぼんやりと山車を見ていた。


のどかでのんびりした街だなぁと灰を灰皿に落としながら眺めていた。


4時間の運転が疲れたのか彼氏は横でまだ寝ていた。


ゆっくり寝てなさい、とお父さんに言われて朝はのんびりしていた。

あたしも長旅で疲れていたから。


山車は夜遅くまで街を練り歩く。


こういう経験は初めてだから珍しくて写メで撮ったりしていた。


「お姉ちゃん、起きてるー?」


甥っこの元気な声が聞こえて笑ってしまった。


「起きてるよー」と返事をして着替えた。