この事は父や兄にも黙っていた。


こんな時に馬鹿馬鹿しいと言われそうだったから。


友達に行く時に付き合ってもらう約束をして、あたしはまた日記に目を通した。


相変わらず書いてある事は文句と従妹のお年玉や進学就職のお祝いの内訳だとか。


5日もかけて読んだのに何も得れなかった。


何がしたいとか、家族に何をしてもらいたいとか全く書いてなかった。


馬鹿馬鹿しいけど、ドレスを着て写真を撮る事があたしにとって出来る事だと思った。


今月余命宣告を受けたけど、まだ確定していない。


話のは上手く出来なくなっているけど、母の生命力でずっともつかもしれないから。


「ふざけて写真撮っちゃった」


って笑いながらドレス姿のあたしをを見せたい。


彼氏と終わりそうなあたしはいくら母が頑張ってもお嫁に行く姿は見せる事は出来ないんだから・・・。


いくら何でもそれだけは間に合わない。


撮った写真をふざけて笑えばいい。


ただ冗談で笑っていられるだけでいいから・・・。



だから・・・


神様、間に合う時間をもらえますか?