ちっぽけな世界の片隅で。のレビュー一覧
5.0
まず、こんな素敵な小説を書いてくださって、本当にありがとうございます! 書店で見かけたら、必ず購入します!! ここで読めたのにも関わらずそう思える作品でした! 私は中学校の時色々あって行ってなかったのがあってか、三橋八子ちゃんにとっても感情移入してしまって、色んな移動中に読んでいたのにも関わらず泣けてしまいました。 田岡くんの性格も大好きで、とても応援したくなりました。 アキちゃんも、菜落ちゃんも大好きです。 中学生のうちにこの本を読めていたらなぁと思いました。 でもまだ高校生なので、この本を通じて学んだことを、今の生きづらい教室でいかせたらなって思います。
まず、こんな素敵な小説を書いてくださって、本当にありがとうございます!
書店で見かけたら、必ず購入します!!
ここで読めたのにも関わらずそう思える作品でした!
私は中学校の時色々あって行ってなかったのがあってか、三橋八子ちゃんにとっても感情移入してしまって、色んな移動中に読んでいたのにも関わらず泣けてしまいました。
田岡くんの性格も大好きで、とても応援したくなりました。
アキちゃんも、菜落ちゃんも大好きです。
中学生のうちにこの本を読めていたらなぁと思いました。
でもまだ高校生なので、この本を通じて学んだことを、今の生きづらい教室でいかせたらなって思います。
とても感動しました。
自分が中学生だった頃を思い出しながら読むことができて
わたしも親に反抗していたな
いじめの矛先が自分に向かないように
ヘラっと笑ってみんなに合わせて時もあったなって思い返していました。
また八子ちゃんも田岡くんも強いなって思いました。
心の中で思ったり、見ていることは誰もができること。
でも行動することは、それ以上に勇気が必要で、先の未来に影響が出てしまうかもしれない。
そんな中でも行動に出た2人に、そしてまた2学期から学校に行くと決めた八子ちゃんや菜落さんの病院に行くと決めた田岡くんは不登校になっても自分たちで立ち上がっていて彼らから強さを感じました。
すべての中高生に贈るというフレーズのように多くの中高生に読んでもらいたいです
私も八子ちゃんと同じ中学2年生です。
八子ちゃんのように悩みもいっぱいあるし、八子ちゃんが思っていることを私も思ったりします。
等身大の中学2年生のお話です。
悩める中高生の方に全力でお勧めします。
小さな世界の片隅で。 わたしは嘆いている。 誰も気づかなった。 気づかれたくも無かった。 けど、気づいて欲しかった。 何もかもが上手くいかない。イライラ。複雑な感情の糸が絡み合ってわたしを辛くさせる。 でもあいつを知ってわたしは、世界の小ささと、広さを知った。
小さな世界の片隅で。
わたしは嘆いている。
誰も気づかなった。
気づかれたくも無かった。
けど、気づいて欲しかった。
何もかもが上手くいかない。イライラ。複雑な感情の糸が絡み合ってわたしを辛くさせる。
でもあいつを知ってわたしは、世界の小ささと、広さを知った。
大人になった今振り返ってみても、中学時代ってなんだか精神的にキツかったなぁ…と思います。勉強も部活も頑張らなきゃだし、親からのプレッシャーもハンパないし、友達のちょっとした言葉になぜかイラついたり。この物語を読みながら、当時のことを思い出し、やたらとヒリヒリ心が痛みました。
世の中は理不尽なことも不条理なことも山のようにあって、道徳の教科書に書いてあることなんて全然あてにならないし、正義って何なんだよ!って思うこともあるけれど、ほんの数人でもいいから自分を理解してくれる人がいればそれが勇気にもなり、前に進むことができるのだと、そうやってみんな成長していくのだと、私なりに解釈しました。
中高生の皆様には、オススメしたい本です。そこに答えがあるとは言い切れないのですが、少なくとも悩んでいるのは自分だけではないと、勇気づけられるのではないでしょうか。
こういう話すごく好きです。 考えることが出来る話で、しかも自分が言葉にできない表現を言葉にして表現してるって思ったらなんか、こう、クるものがあって泣きました すごく良かったです。 書籍化したら絶対買わせていただきます!!
こういう話すごく好きです。
考えることが出来る話で、しかも自分が言葉にできない表現を言葉にして表現してるって思ったらなんか、こう、クるものがあって泣きました
すごく良かったです。
書籍化したら絶対買わせていただきます!!
読み終わったあとにしばらく何も考えることができないくらい感じるものがあって、レビューを書きたいと思ったのに、どうしてもうまく言葉にできないまま3日が経ちました。 そのあいだに素敵なタイトルが可愛らしいタイトルに姿を変え、書籍用のあらすじに『すべての中高生に贈る』という言葉が添えられていました。 でも、いい大人のわたしも、このお話の世界にすっかり入り込んで、胸をえぐられ、苛立ちを感じ、セミの声を聞いたんです。 読んでいるとヒリヒリと胸が擦り切れそうなのに、一言一句のすべてに想いが込められていて、読み流すことなんてできない。 最後の最後には堪えきれずに涙が出ました。 わたしの拙い表現力ではこのお話の良さをとても説明できません。 ぜひ、作者さまの描いた世界を感じていただきたいです。 素敵な作品をありがとうございました。
読み終わったあとにしばらく何も考えることができないくらい感じるものがあって、レビューを書きたいと思ったのに、どうしてもうまく言葉にできないまま3日が経ちました。
そのあいだに素敵なタイトルが可愛らしいタイトルに姿を変え、書籍用のあらすじに『すべての中高生に贈る』という言葉が添えられていました。
でも、いい大人のわたしも、このお話の世界にすっかり入り込んで、胸をえぐられ、苛立ちを感じ、セミの声を聞いたんです。
読んでいるとヒリヒリと胸が擦り切れそうなのに、一言一句のすべてに想いが込められていて、読み流すことなんてできない。
最後の最後には堪えきれずに涙が出ました。
わたしの拙い表現力ではこのお話の良さをとても説明できません。
ぜひ、作者さまの描いた世界を感じていただきたいです。
素敵な作品をありがとうございました。
狭い世界で、今日も限りある酸素を 奪い合うのだから、自分も無意識に 形を変えているのかもしれない。 ニハシノコ、 ジュウエンムイチもきっと。 大人になるってどういう事なのか、 未だによく解らない。 上手く形を変えて生きていく事? わたしたちが生きるのは、きっと、 無限に広がる世界。 スエヒロガリの、世界。 『自分の心は、 自分の形で持っていればいい。』 その言葉が、 私の心に優しく染み込んでいきました。 強いなって思いました。 八子さんと、田岡くん。 特に、八子さんの気持ちは、 とてもリアルで共感できました。 上手く言えないけど、 すごく素敵な作品を読ませて頂いて、 ありがとうございました。
狭い世界で、今日も限りある酸素を
奪い合うのだから、自分も無意識に
形を変えているのかもしれない。
ニハシノコ、
ジュウエンムイチもきっと。
大人になるってどういう事なのか、
未だによく解らない。
上手く形を変えて生きていく事?
わたしたちが生きるのは、きっと、
無限に広がる世界。
スエヒロガリの、世界。
『自分の心は、
自分の形で持っていればいい。』
その言葉が、
私の心に優しく染み込んでいきました。
強いなって思いました。
八子さんと、田岡くん。
特に、八子さんの気持ちは、
とてもリアルで共感できました。
上手く言えないけど、
すごく素敵な作品を読ませて頂いて、
ありがとうございました。
中学生の八子は、退屈な学生生活を送っている。 唯一の楽しみは就寝前のラジオでお悩み相談を聞くことだ。 そんな中、ひょんなことから、同じ塾に通う 男子中学生・田岡の秘密を知ってしまいーーー * まず、読み始めると、独特の世界観に あっという間に引き込まれてしまいます。 中学生の目を通した、筆者の繊細な感性、 表現力にただ圧倒されるばかりです。 このお話は、誰もが通る中学生という多感な時期の、 感情の不制御、獰猛な攻撃性、集団の絶対正義を 見事に打ち出しています。 成人の社会ではひた隠しにされ、どこか忘れかけていた 人間の根っこの弱さや狂暴さを、再び突きつけられたような気がします。 閉ざされた世界に息苦しさを感じたら、 思いきって、壁を蹴り破ればいい。 嘘と建前の世界を生きる今こそ、 ぜひ読んでみてください。
中学生の八子は、退屈な学生生活を送っている。
唯一の楽しみは就寝前のラジオでお悩み相談を聞くことだ。
そんな中、ひょんなことから、同じ塾に通う
男子中学生・田岡の秘密を知ってしまいーーー
*
まず、読み始めると、独特の世界観に
あっという間に引き込まれてしまいます。
中学生の目を通した、筆者の繊細な感性、
表現力にただ圧倒されるばかりです。
このお話は、誰もが通る中学生という多感な時期の、
感情の不制御、獰猛な攻撃性、集団の絶対正義を
見事に打ち出しています。
成人の社会ではひた隠しにされ、どこか忘れかけていた
人間の根っこの弱さや狂暴さを、再び突きつけられたような気がします。
閉ざされた世界に息苦しさを感じたら、
思いきって、壁を蹴り破ればいい。
嘘と建前の世界を生きる今こそ、
ぜひ読んでみてください。
広いようで狭い世界の中で、伝えたいのに伝えられないもどかしさ。思いを言葉にすることの難しさをひしひしと感じます。
自分の気持ちを相手に伝えることも、相手が自分に伝えようとするのも、どちらも同じくらい難しい。
相手のことを大切に思っていたり、好きだったらなおさらに。
それでも懸命に伝えようと、前に進もうとする姿は切なくて心揺さぶられます。
じんと胸に染みてくお話を是非読んで、感じてみてください。
とてもせまい四角い空間で、わたしたちは酸素をとりあうように生きていて、ウソつきを強いられて、大きらいになるくらい、また、形を歪めては息をはいて 息苦しい世界からはなれて 思いきり息をすいたかった きらいなことばかりだった だけど、「きっと」の明日に希望をもって、少しだけ世界と向き合ってみたら ひとりぼっちなんかじゃなくて、ばかなほどいとしいだなんて思えてしまって、カラカラの喉でまた笑えて、広がって これなら、海みたいにしょっぱい涙も、悪いものじゃないね わたしは、わたしで * まるで過去を掘り起こされるような、それこそ、いつかの深海にしずめられたような。 驚くほどありふれた、豊かで、繊細で、リアルな、中学生の日常の話。 素敵な作品ありがとうございました。 世界観にとりつかれること間違いなし。 ぜひ、御一読を。
とてもせまい四角い空間で、わたしたちは酸素をとりあうように生きていて、ウソつきを強いられて、大きらいになるくらい、また、形を歪めては息をはいて
息苦しい世界からはなれて
思いきり息をすいたかった
きらいなことばかりだった
だけど、「きっと」の明日に希望をもって、少しだけ世界と向き合ってみたら
ひとりぼっちなんかじゃなくて、ばかなほどいとしいだなんて思えてしまって、カラカラの喉でまた笑えて、広がって
これなら、海みたいにしょっぱい涙も、悪いものじゃないね
わたしは、わたしで
*
まるで過去を掘り起こされるような、それこそ、いつかの深海にしずめられたような。
驚くほどありふれた、豊かで、繊細で、リアルな、中学生の日常の話。
素敵な作品ありがとうございました。
世界観にとりつかれること間違いなし。
ぜひ、御一読を。
教室という一つの世界には、自分と全然考え方が違う人、明るい人、優等生、様々な人が集まっている。
そんな世界は小さくて、ときには狭くて。
自分の居場所を探すために、そこに居るために、きっとたくさんの酸素を必要とするのだろう。だけどその必要な酸素を、どうすれば手に入れることが出来たのだろう。
許せないこともあった。理解しきれていないこともあった。すべてを好きになることはきっと難しかった。
だけど、みんなが同じである必要なんてない。きっと違う生き物だからこそ、酸素も奪い合い、そして嫌いの中に好きが生まれるのだろう。
だから、好きになるきっかけはいくつかあった。きっと好きな人やモノを見つけることが出来たとき、きっとこの狭苦しい世界も末広がりに明けていくのだろう。
そんな希望が、この世界にはある。
中学生ならではの世界観、疑問、衝突がとてもリアルでした。
完結おめでとうございます。
かなさんの書くお話は、どれもみな共感出来るものばかりなんだけど…この作品は、正に「等身大」の中学生のお話だと思います。 学校という、小さな箱の中で生きていて。イジメが起こるのも、恋をするのも、本当に小さなことがきっかけで。 そんな思春期の感情とか、心の動きとか、すごくリアルに描かれていて、大人のあたしでもドキッとする場面が、何箇所もありました。 そして、日常の中にある温かな周りの気持ちに、改めて気付かせてくれるお話。 誰でも、どんな人でも、「ひとりじゃないんだよ」って、教えてくれて。 目に見えない宝物を、ひとつずつ教えてくれる作品でした。 あたしも、あたしの生きる世界に広がる“すき”を、大切にしていきたい。 最後の最後まで、ひとつでも多く“すき”を増やす努力をしていきたいです。 この作品と出逢えたことで、“すき”がひとつ増えました(*^^*) 素敵な作品をありがとうございました!
かなさんの書くお話は、どれもみな共感出来るものばかりなんだけど…この作品は、正に「等身大」の中学生のお話だと思います。
学校という、小さな箱の中で生きていて。イジメが起こるのも、恋をするのも、本当に小さなことがきっかけで。
そんな思春期の感情とか、心の動きとか、すごくリアルに描かれていて、大人のあたしでもドキッとする場面が、何箇所もありました。
そして、日常の中にある温かな周りの気持ちに、改めて気付かせてくれるお話。
誰でも、どんな人でも、「ひとりじゃないんだよ」って、教えてくれて。
目に見えない宝物を、ひとつずつ教えてくれる作品でした。
あたしも、あたしの生きる世界に広がる“すき”を、大切にしていきたい。
最後の最後まで、ひとつでも多く“すき”を増やす努力をしていきたいです。
この作品と出逢えたことで、“すき”がひとつ増えました(*^^*)
素敵な作品をありがとうございました!