青春・恋愛
完
森本凛/著

- 作品番号
- 1792153
- 最終更新
- 2026/09/25
- 総文字数
- 100,795
- ページ数
- 7ページ
- ステータス
- 完結
- いいね数
- 0
足元の線が未来を教えてくれる世界で、僕は夏のあいだに線を全部失い、君は最初から一本も持っていなかった。取り壊しを待つ旧美術棟の壁に、僕らは「あかるいほう」を塗っていく。正解から外れた先で、僕は初めて自分の色を選んだ。
- あらすじ
- 足元の青い線が未来を示す社会で、高校二年の浅野創は三本の線を得た。けれど星野ユキだけは線を持たず、線の出ない旧美術棟で亡き母の描きかけた壁画を塗り継いでいた。ユキが消えると思い込んだ創は壁に通い、線をすべて失う。だが彼女は、線に従って筆を捨てた母を見て、自ら線を拒んでいた。取り壊し前夜、創は初めて自分で空の色を決めて壁を仕上げ、島へ渡るユキを見送る。一年半後、創は線のないまま島への片道切符を買う。
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