
- 作品番号
- 1788987
- 最終更新
- 2026/08/09
- 総文字数
- 20,793
- ページ数
- 18ページ
- ステータス
- 完結
- いいね数
- 7
- ランクイン履歴
-
ヒューマンドラマ13位(2026/08/14)
「僕が殺しました」
──真相なんて、誰も欲しがっていなかった。
──真相なんて、誰も欲しがっていなかった。
- あらすじ
- 郊外の公園で起きた薬物死事件。
逮捕された男は「僕が殺した」と告げたまま、動機について沈黙を貫く。週刊誌の暴く金銭トラブル、テレビが煽る格差の悲劇、SNSが夢見る純愛の逃避行──外野が好き勝手な「物語」を消費していく中、警察すら真相に辿り着けずにいた。消えた120万円と、直前に二人が分け合った缶ビール。その沈黙の裏には、切なく残酷な「たったひとつの真相」があった。
この作品の感想ノート
初めまして。前作に続き読ませていただきました🙌🏻
周りの人々が知るのはあくまで目に見える「事実」だけであって、その裏で二人だけが共有していた「感情」は当事者にしか分からないものなのだと、強く胸に迫る作品でした。
和泉さんの作品は前作から読ませていただいていますが、心理描写が必要以上に重くならず、あっさりと書かれているのが本当に好きです。
私自身、登場人物の気持ちや行間を自分の中で自由に想像しながら読むタイプなので、感情を過剰に押しつけない淡々とした語り口だからこそ、かえって想像の余白が広がり、深く考えさせられました。
また、多くを語らないあっさりとした描写だからこそ湧き上がってくる独特の切なさがあり、最後は静かな夜空を見上げるような、そんな深い余韻に浸っています。素敵な作品をありがとうございました!🌌
舞雪さん
2026/08/09 17:32
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