「いえ。白花さんは部外者ではございません」
「…どういうことですか?」
仁美が静かに首を横に触れば、白花に一瞬だけ視線を向けてすぐ仁美に視線を移した。
「むしろ、護さんに教えて頂きたいのです。『命の加護者』について」
「命の…加護者っ…!?」
護が目を見開き、慌ただしくガタガタっと立ち上がった。
そして、すぐに白花を見ると歩み寄りじっと見つめた。
「貴女が…?」
「は、はい…そう、みたいです」
まだ自覚のない白花の返事は、まるで他人事だ。
こくりと頷けば、突然白花の両手をぎゅっと握った。
「えっ…!?」
突然の事に驚いて息が漏れた。
じっと見つめる熱い眼差しは白花の視線を捉えて離さなかった。
「申し訳ない。さぁ、ぜひ仁美嬢の隣へ。あちらで話を伺わせてくださいーー白花嬢」
目を細めて柔らかい笑みを浮かべると、先ほどまでとはまるで違い近い距離をエスコートした。
「仁美嬢も人が悪いではないか。命の加護者となぜ先に教えてくれないのです」
「ふふっ。護さんのお話が興味深くて。でも、ごめんなさい。白花さんの事を聞きたくて一緒に参ったのに」
くすくすと笑う仁美。
護は小さくため息をつき、改めて白花を見つめた。

