〇平安院学舎・校門前・朝 威風堂々としたレンガ造りの正門。
一台の黒塗りの馬車が止まる。 御者が扉を開けると、鹿鳴館アリスが優雅に降り立つ。
男子生徒たち「ごきげんよう、アリス様!」
「今日のドレスも素敵です!」
アリス「あら、ありがとう。でも、少し埃っぽいから寄らないでくださる?」
アリス「このドレスはパリ直輸入のオートクチュールよ。『タッチ』は厳禁だわ」
アリス、扇子で口元を隠しながら校舎へ。生徒たちがモーゼの十戒のように道を開ける。
続いて、一台の人力車が止まる。 降り立つのは西園寺響一郎。
女子生徒たち「西園寺様…かっこいい…!」「今日もクールでいらっしゃるわ……」
西園寺「……チッ」
西園寺、懐中時計を見て舌打ちする。
西園寺「到着に15秒の遅れ。……君たちの黄色い声援を聞く時間は、今日のスケジュールにはない」
西園寺、誰とも目を合わさず、無言で歩き出す。それでも生徒たちは熱狂的な視線を送る。
〇同・校門の隅
その喧騒の脇を、蓮人と琴乃が徒歩で登校してくる。
すぐ横を生徒たちが通り過ぎるが、誰も二人を見ない。
ぶつかりそうになっても、謝りもしない。 まるでそこに誰もいないかのような扱い。
蓮人「……今日も平常運転だな」
琴乃「……うん。行こ、蓮人くん」
二人は影のように、ひっそりと校門をくぐる。
〇同・教室・放課後 終業の鐘が鳴る。
担任「えー、では今日はここまで。……あー、それと」
担任「西園寺、鹿鳴館!」
名前を呼ばれた2人が顔を上げる。
担任「お前たち2名は、このあと校長室へ行くように。校長がお呼びだ」
クラス中がざわめく。
モブ生徒 「すげえ、選抜メンバーか?」「何かの表彰だろ」
担任「それと……天宮」
蓮人「……はい?」
担任「お前もだ」
一瞬の静寂。 クラス全員が一斉に蓮人を振り返る。
モブ生徒「は?」「なんで天宮?」「聞き間違いじゃね?」という嘲笑と困惑の空気。
蓮人M(……嫌な予感しかしないな)
〇同・校長室 重厚な扉。マホガニーの家具で統一された室内。
校長の花山院雅房(かさんいんまさふさ)(62)がデスクに座っている。
その前に並ぶ生徒たち。 西園寺、アリス、烏丸玄五郎(三年)、白川紗代子(三年)
そして、一番端に居心地悪そうに立っている蓮人。
烏丸「校長。……これは何かの冗談ですか?」
白川「そうですわ。私たちと…その、彼(蓮人)が同席だなんて」
西園寺、冷ややかな目で校長を見据える。
懐中時計をパチンと閉じる。
西園寺「この無駄な問答で、すでに30秒を浪費しました」
西園寺「なぜ、そこにいる薄汚れた男まで呼んだのですか?我々と同列に扱われる謂(い)われはない」
アリス「私も同感ですわ。彼の服、何日洗っていないのかしら? 部屋の空気が『ダーティー』になります」
蓮人M(……ほんと、帰りたい。こいつらと一緒とか地獄だろ)
花山院校長「おや、西園寺くん。京都という街は、公家や財閥だけで出来ているわけではありませんよ」
花山院、ステッキを突き、ゆっくりと生徒たちの前に歩み出る。
花山院「ここに集まってもらったのは、『天』『地』『人』……この街の全ての要素を背負う若者たちです」
西園寺・烏丸のカット(背景に『天・権威』の文字)
アリス・白川のカット(背景に『地・富』の文字)
花山院「そして……」
花山院の視線が、蓮人で止まる。
花山院「天宮くん。君はかつて、初等部の頃、誰よりもこの学舎で輝いていた。
…そして今は、誰よりも『痛み』を知っている。違いますか?」
蓮人「……あ…は、はい。多分」
蓮人、自嘲気味に笑う。
蓮人「……買い被りすぎですよ、校長。俺はただの血筋だけの貧乏人です」
花山院「(微笑んで)ふふ。その『地を這う目線』こそが、今の京都には必要なのですよ」
花山院、表情を引き締める。
花山院「さて。今から話すことは、他言無用です」
花山院「君たちも聞いたことがあるでしょう。『六道珍皇寺』の伝説を」
アリス「ええ。地獄への入り口があるとかいう、迷信でしょう?ノン・サイエンスだわ」
花山院「実はあれ、迷信ではありません。……真実です」
生徒たち「!?」
西園寺「いつも権威のある校長先生が、何を言い出すんですか?」
烏丸「校長。ふざけたことを言わないでいただきたい」
花山院「まあ聞きなさい。この国には平安時代から代々、現世と冥界の均衡を保つ役職が存在します。名を『現世救済官』」
花山院「その第39代目が、先日引退を宣言されました。…そこで次代の救済官を選ぶことになったのです」
烏丸「はあ? 何を馬鹿な……」
白川「おとぎ話はお嫌いですわ」
花山院「この明治京都の超名門校、平安院学舎の選抜された生徒、つまり君たちに次世代の救済官登用試験を受けてもらう」
蓮人「本当だったとしても、そんな面倒なことやりたくないですよ」
西園寺「天宮、初めて意見が合ったな。試験なんて非生産的だ」
花山院「この話が真実だと、君たちにも、すぐにわかります」
白川「私たちに何かメリットがあるのですか?」
花山院「見事、第四十代目に選ばれた者には、閻魔大王より特別な『報酬』が与えられます」
蓮人「……報酬?」
蓮人の眼の色が変わる
花山院「内容は私も知りませんが……過去、その報酬を手に入れた一族は、代々末永く繁栄しています」
さらに蓮人の目の色が変わる。
(繁栄……? 没落した家を、元に戻せるのか……?)
その時、校長室の扉がガラリと開く。
???「おいおい、花山院の旦那。話が長えよ」
入ってきたのは、着流し姿の中年男・六角紫門(55)
昼間から酒の匂いをさせている。
西園寺「……貴様は誰だ。部外者は出て行け」
紫門「俺か?名乗ってやる。六角紫門だ。俺がその『引退したい第39代』だよ。……あー、肩凝った」
紫門、校長の革張りの椅子に勝手に座り込む。
紫門「要するにだ。閻魔の旦那の使いっ走りをして、京都を救ってみせろってことだ」
紫門「やる気のある奴は、地獄へ連れて行ってやる。閻魔大王に会わせてやるよ」
アリス「地獄……閻魔……。クレージーにも程がありますわ」
西園寺「時間の無駄だ。失礼する」
帰ろうとする西園寺たち。
紫門「明日の夜22時。六道珍皇寺」
紫門の低い声が、生徒たちの足を止める。
紫門「来なければ不合格。……一生、その『退屈な日常』で満足してな」
西園寺、ピクリと眉を動かす。 何も言わず、部屋を出て行く。
紫門「登用試験の詳しい内容は、地獄で話す。絶対来いよ~」
他の生徒たちも続く。 最後に蓮人が一礼して部屋を出ようとする。
花山院「……おや」
花山院が開いたドアの向こう(廊下)に目を向ける。 そこには、心配そうに待っていた琴乃の姿。
蓮人「あ、すみません。こいつは俺の連れで……すぐ帰らせます」
花山院「……いいえ」
花山院、琴乃をじっと見る。 その瞳の奥にある「強さ」を感じ取るように。
花山院「名簿にはなかったが……ふむ。君もいいだろう」
琴乃「え……?」
花山院「六角さんなら、君のような『静かな客』を歓迎するでしょう」
琴乃「どういうことですか?」
琴乃、戸惑いながらも蓮人を見る。蓮人が小さく頷く。
花山院「詳しくは天宮くんから聞いてください。六角さん。いいですよね」
紫門「ああ。お嬢さんの参加、大歓迎だ」
〇帰り道・夕方 並んで歩く蓮人と琴乃。
夕焼けが二人の影を長く伸ばす。
蓮人「……どう思う? 今の話」
琴乃「嘘には……聞こえなかった。校長先生も、あの着物の人も」
蓮人「信じられないな。迷信だと昨日も馬鹿にしていた話だ」
琴乃「でも騙されてみるのもいいんじゃない?」
蓮人「ああ。『家が繁栄する』って話……もし本当なら、これは千載一遇のチャンスだ」
蓮人「天宮家を再興できる。借金も返せる。……もう一度、一族が這い上がれる」
蓮人、自分の掌を見つめる。
蓮人「でも……勝てるわけないよな」
蓮人「相手は、西園寺家に鹿鳴館家だぞ?金も人脈も桁違いだ。俺には本当に何もない」
蓮人の弱音。 琴乃、立ち止まる。
琴乃「……あるよ」
蓮人「え?」
琴乃「蓮人くんには、私にはない『話術』がある。人を動かす魅力がある」
琴乃、蓮人の背中をトン、と押す。
琴乃「それに……1人じゃないもん」
蓮人「……琴乃」
琴乃「行こう、蓮人くん。私も一緒よ」
蓮人、驚いた顔をした後、ニッと笑う。
かつての自信が、少しだけ戻ったような顔。
蓮人「……ああ。やってやるか」
〇六道珍皇寺・山門前・翌日の夜
時計の針は22時を指している。 闇に包まれた寺の前。 蓮人と琴乃が並んで立っている。
蓮人「……行くぞ」
琴乃「うん」
二人は意を決して、寺の中へと足を踏み入れる。
一台の黒塗りの馬車が止まる。 御者が扉を開けると、鹿鳴館アリスが優雅に降り立つ。
男子生徒たち「ごきげんよう、アリス様!」
「今日のドレスも素敵です!」
アリス「あら、ありがとう。でも、少し埃っぽいから寄らないでくださる?」
アリス「このドレスはパリ直輸入のオートクチュールよ。『タッチ』は厳禁だわ」
アリス、扇子で口元を隠しながら校舎へ。生徒たちがモーゼの十戒のように道を開ける。
続いて、一台の人力車が止まる。 降り立つのは西園寺響一郎。
女子生徒たち「西園寺様…かっこいい…!」「今日もクールでいらっしゃるわ……」
西園寺「……チッ」
西園寺、懐中時計を見て舌打ちする。
西園寺「到着に15秒の遅れ。……君たちの黄色い声援を聞く時間は、今日のスケジュールにはない」
西園寺、誰とも目を合わさず、無言で歩き出す。それでも生徒たちは熱狂的な視線を送る。
〇同・校門の隅
その喧騒の脇を、蓮人と琴乃が徒歩で登校してくる。
すぐ横を生徒たちが通り過ぎるが、誰も二人を見ない。
ぶつかりそうになっても、謝りもしない。 まるでそこに誰もいないかのような扱い。
蓮人「……今日も平常運転だな」
琴乃「……うん。行こ、蓮人くん」
二人は影のように、ひっそりと校門をくぐる。
〇同・教室・放課後 終業の鐘が鳴る。
担任「えー、では今日はここまで。……あー、それと」
担任「西園寺、鹿鳴館!」
名前を呼ばれた2人が顔を上げる。
担任「お前たち2名は、このあと校長室へ行くように。校長がお呼びだ」
クラス中がざわめく。
モブ生徒 「すげえ、選抜メンバーか?」「何かの表彰だろ」
担任「それと……天宮」
蓮人「……はい?」
担任「お前もだ」
一瞬の静寂。 クラス全員が一斉に蓮人を振り返る。
モブ生徒「は?」「なんで天宮?」「聞き間違いじゃね?」という嘲笑と困惑の空気。
蓮人M(……嫌な予感しかしないな)
〇同・校長室 重厚な扉。マホガニーの家具で統一された室内。
校長の花山院雅房(かさんいんまさふさ)(62)がデスクに座っている。
その前に並ぶ生徒たち。 西園寺、アリス、烏丸玄五郎(三年)、白川紗代子(三年)
そして、一番端に居心地悪そうに立っている蓮人。
烏丸「校長。……これは何かの冗談ですか?」
白川「そうですわ。私たちと…その、彼(蓮人)が同席だなんて」
西園寺、冷ややかな目で校長を見据える。
懐中時計をパチンと閉じる。
西園寺「この無駄な問答で、すでに30秒を浪費しました」
西園寺「なぜ、そこにいる薄汚れた男まで呼んだのですか?我々と同列に扱われる謂(い)われはない」
アリス「私も同感ですわ。彼の服、何日洗っていないのかしら? 部屋の空気が『ダーティー』になります」
蓮人M(……ほんと、帰りたい。こいつらと一緒とか地獄だろ)
花山院校長「おや、西園寺くん。京都という街は、公家や財閥だけで出来ているわけではありませんよ」
花山院、ステッキを突き、ゆっくりと生徒たちの前に歩み出る。
花山院「ここに集まってもらったのは、『天』『地』『人』……この街の全ての要素を背負う若者たちです」
西園寺・烏丸のカット(背景に『天・権威』の文字)
アリス・白川のカット(背景に『地・富』の文字)
花山院「そして……」
花山院の視線が、蓮人で止まる。
花山院「天宮くん。君はかつて、初等部の頃、誰よりもこの学舎で輝いていた。
…そして今は、誰よりも『痛み』を知っている。違いますか?」
蓮人「……あ…は、はい。多分」
蓮人、自嘲気味に笑う。
蓮人「……買い被りすぎですよ、校長。俺はただの血筋だけの貧乏人です」
花山院「(微笑んで)ふふ。その『地を這う目線』こそが、今の京都には必要なのですよ」
花山院、表情を引き締める。
花山院「さて。今から話すことは、他言無用です」
花山院「君たちも聞いたことがあるでしょう。『六道珍皇寺』の伝説を」
アリス「ええ。地獄への入り口があるとかいう、迷信でしょう?ノン・サイエンスだわ」
花山院「実はあれ、迷信ではありません。……真実です」
生徒たち「!?」
西園寺「いつも権威のある校長先生が、何を言い出すんですか?」
烏丸「校長。ふざけたことを言わないでいただきたい」
花山院「まあ聞きなさい。この国には平安時代から代々、現世と冥界の均衡を保つ役職が存在します。名を『現世救済官』」
花山院「その第39代目が、先日引退を宣言されました。…そこで次代の救済官を選ぶことになったのです」
烏丸「はあ? 何を馬鹿な……」
白川「おとぎ話はお嫌いですわ」
花山院「この明治京都の超名門校、平安院学舎の選抜された生徒、つまり君たちに次世代の救済官登用試験を受けてもらう」
蓮人「本当だったとしても、そんな面倒なことやりたくないですよ」
西園寺「天宮、初めて意見が合ったな。試験なんて非生産的だ」
花山院「この話が真実だと、君たちにも、すぐにわかります」
白川「私たちに何かメリットがあるのですか?」
花山院「見事、第四十代目に選ばれた者には、閻魔大王より特別な『報酬』が与えられます」
蓮人「……報酬?」
蓮人の眼の色が変わる
花山院「内容は私も知りませんが……過去、その報酬を手に入れた一族は、代々末永く繁栄しています」
さらに蓮人の目の色が変わる。
(繁栄……? 没落した家を、元に戻せるのか……?)
その時、校長室の扉がガラリと開く。
???「おいおい、花山院の旦那。話が長えよ」
入ってきたのは、着流し姿の中年男・六角紫門(55)
昼間から酒の匂いをさせている。
西園寺「……貴様は誰だ。部外者は出て行け」
紫門「俺か?名乗ってやる。六角紫門だ。俺がその『引退したい第39代』だよ。……あー、肩凝った」
紫門、校長の革張りの椅子に勝手に座り込む。
紫門「要するにだ。閻魔の旦那の使いっ走りをして、京都を救ってみせろってことだ」
紫門「やる気のある奴は、地獄へ連れて行ってやる。閻魔大王に会わせてやるよ」
アリス「地獄……閻魔……。クレージーにも程がありますわ」
西園寺「時間の無駄だ。失礼する」
帰ろうとする西園寺たち。
紫門「明日の夜22時。六道珍皇寺」
紫門の低い声が、生徒たちの足を止める。
紫門「来なければ不合格。……一生、その『退屈な日常』で満足してな」
西園寺、ピクリと眉を動かす。 何も言わず、部屋を出て行く。
紫門「登用試験の詳しい内容は、地獄で話す。絶対来いよ~」
他の生徒たちも続く。 最後に蓮人が一礼して部屋を出ようとする。
花山院「……おや」
花山院が開いたドアの向こう(廊下)に目を向ける。 そこには、心配そうに待っていた琴乃の姿。
蓮人「あ、すみません。こいつは俺の連れで……すぐ帰らせます」
花山院「……いいえ」
花山院、琴乃をじっと見る。 その瞳の奥にある「強さ」を感じ取るように。
花山院「名簿にはなかったが……ふむ。君もいいだろう」
琴乃「え……?」
花山院「六角さんなら、君のような『静かな客』を歓迎するでしょう」
琴乃「どういうことですか?」
琴乃、戸惑いながらも蓮人を見る。蓮人が小さく頷く。
花山院「詳しくは天宮くんから聞いてください。六角さん。いいですよね」
紫門「ああ。お嬢さんの参加、大歓迎だ」
〇帰り道・夕方 並んで歩く蓮人と琴乃。
夕焼けが二人の影を長く伸ばす。
蓮人「……どう思う? 今の話」
琴乃「嘘には……聞こえなかった。校長先生も、あの着物の人も」
蓮人「信じられないな。迷信だと昨日も馬鹿にしていた話だ」
琴乃「でも騙されてみるのもいいんじゃない?」
蓮人「ああ。『家が繁栄する』って話……もし本当なら、これは千載一遇のチャンスだ」
蓮人「天宮家を再興できる。借金も返せる。……もう一度、一族が這い上がれる」
蓮人、自分の掌を見つめる。
蓮人「でも……勝てるわけないよな」
蓮人「相手は、西園寺家に鹿鳴館家だぞ?金も人脈も桁違いだ。俺には本当に何もない」
蓮人の弱音。 琴乃、立ち止まる。
琴乃「……あるよ」
蓮人「え?」
琴乃「蓮人くんには、私にはない『話術』がある。人を動かす魅力がある」
琴乃、蓮人の背中をトン、と押す。
琴乃「それに……1人じゃないもん」
蓮人「……琴乃」
琴乃「行こう、蓮人くん。私も一緒よ」
蓮人、驚いた顔をした後、ニッと笑う。
かつての自信が、少しだけ戻ったような顔。
蓮人「……ああ。やってやるか」
〇六道珍皇寺・山門前・翌日の夜
時計の針は22時を指している。 闇に包まれた寺の前。 蓮人と琴乃が並んで立っている。
蓮人「……行くぞ」
琴乃「うん」
二人は意を決して、寺の中へと足を踏み入れる。

