君は夜空に落ちた一番星

BL

君は夜空に落ちた一番星
作品番号
1762882
最終更新
2025/10/11
総文字数
11,388
ページ数
5ページ
ステータス
完結
いいね数
1
「――星みたいですね。ちょっと遠くて、綺麗で」

誰にも踏み込まれたことのなかった僕の時間に、まっすぐな言葉が落ちてきたあの日から——一人で見上げていた夜空は、少しずつ優しく、温かく、変わっていく。

何気ない会話。静かな放課後。指先がすれ違う距離。
ただそこにいてくれる誰かがいることが、こんなにも心を強くするなんて、知らなかった。

不器用だけど誠実な陽翔と、星にしか心を預けられなかった悠。
触れることを迷っていた「想い」に、そっと名前をつける、夏の終わりの青春BL。

一番星のように、誰より先に、君を見つけてしまったから——二人の空が少しずつ重なっていく、優しくきらめく恋の物語。
あらすじ
【攻め】夏目 陽翔(なつめ はると)×【受け】白石 悠(しらいし ゆう)

放課後、ひとり静かに星を見ていた天文部の先輩・悠は、偶然迷い込んできたバスケ部の後輩・陽翔と出会う。
明るく人懐っこい陽翔は、悠の話す星の話に耳を傾け、少しずつ距離を縮めてくる。
まっすぐな想いに戸惑いながらも、悠の胸には知らなかった感情が少しずつ芽生えていく。
——ひとりで見ていた夜空に、君という光が差し込んだ。

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