正しい生き方を知らない僕たちは



 彼の大きな手が、私の喉元に伸びる。
 私の首はすっぽりと包まれた。
 彼がぐっと力を込めると、私の喉は圧迫され、息が途切れる。
 少しずつ、音が遠くなり、苦しさが増していく。
 そうか。これが、私の最期なんだ。
 ゆっくりと瞼を閉じて、その瞬間を待つ。
 ようやく、私は私から解放される。
 間違いだらけだった、私の人生から。
 そのことに悦びを抱きながら、私はあの向日葵のような笑顔を思い返した。