
- 作品番号
- 1748108
- 最終更新
- 2025/05/23
- 総文字数
- 109,702
- ページ数
- 5ページ
- ステータス
- 完結
- いいね数
- 5
- ランクイン履歴
総合41位(2025/05/02)
青春・恋愛18位(2025/05/02)
第4回 きみの物語が、誰かを変える。小説大賞応募作です。
- あらすじ
- 自他ともに認める“優しさ"に、言い知れぬモヤつきを感じていた寺沢優人はある日、周囲への罵詈雑言や不平不満が書かれたノートを拾う。
「これはね、私の『怨念ノート』なんだ」
それは、クラスの人気者で、ファッション系ナノインフルエンサーの水口陽葵の物だった。
「君の"優しさ"に付け込ませてもらおうかな」
自身の性格も相まって、不満を晴らす手伝いをすることになった優人だが、陽葵にはある秘密があって……
この作品の感想ノート
作品、拝読しました!
実は矢田川さんの作品は何回かこっそりお邪魔していまして……そのたびに矢田川さんの文章力に引き込まれ、気がつけば最後まで読んでしまっている自分がいます。
本作も、主人公の優人が『怨念ノート』を拾うという、掴みばっちしな導入で、読む手が止まりませんでした。
ストーリーの流れも自然でしたし、何よりキャラクターひとりひとりの個性が立っていて、それぞれに感情移入ができました。
陽葵が感情を吐露する長台詞では、自然と目が潤んでいました。聴こえるはずのない陽葵の声が、わたしには届いた気がします……!
素敵な作品をありがとうございました。
またお邪魔します!!
作品拝読しました!
導入から惹きつけられて、作品に引き込まれるようでした……。巻き込み系ヒロイン魅力的! 助けを求めるようなことを言いながらも、本当に自分が抱えているものはなかなか話そうとしないヒロインがいじらしくて、応援したくなりました。寂しいって、ちゃんと言えてよかった……!!
作中ところどころに見える主人公の優しさとお人好し感もよかったです!
新しい関係になった二人が、いつか今までに撮った動画を見て、辛かった思い出を笑いながら懐かしめるようになれたらいいな、と思います。
素敵な作品ありがとうございました!
作品拝読しました。
読後直後の今……鳥肌が立ちまくっております。
すっごく面白かったです!!
つい他人に優しくしてしまう優人と、裏の顔を持つインフルエンサーの陽葵のやりとりが微笑ましく、楽しみながら読んでいたのですが、途中でん?と不穏な空気。
幼馴染の蒼華が良いスパイスになっていて、二人の関係に切り込んで行ったり、ナミダ先輩の面白いキャラも全てが光っていて圧巻でした。
特に優人の人間性にものすごく共感します。つい優しくしてしまって、疲れてしまう。そんな人はこの世にごまんといると思うのですが、物語を読んでいてはっと我が身を振り返る場面がたくさんありました。
四章の陽葵の独白の部分は読み応え抜群で、あそこで一気に鳥肌が立ち、今に至ります(笑)
勢いがある文章で、ぐいぐい最後まで読まされました。キャラが生きていて、情景がくるくると目に浮かんできました。
本当に素敵な作品をありがとうございました。