雨垂れは光芒を待つ
青春・恋愛
完
4
涼風すい/著
- 作品番号
- 1721982
- 最終更新
- 2024/05/26
- 総文字数
- 20,957
- ページ数
- 17ページ
- ステータス
- 完結
- いいね数
- 4
雨垂れのように吹き出る汗を流しながら、廃れた階段を必死に上った。
雨だけが、私の力だった。太陽だけが、私の生きる邪魔をした。
けれど、真反対の君と出会った。
光芒が現れるのを、ただひたすら願った。
批判も常識も、カラなんてぶち破れ。
真反対な私達を、世界は平等に扱ってくれない。
そんな日々に立ち向かって。
雨だけが、私の力だった。太陽だけが、私の生きる邪魔をした。
けれど、真反対の君と出会った。
光芒が現れるのを、ただひたすら願った。
批判も常識も、カラなんてぶち破れ。
真反対な私達を、世界は平等に扱ってくれない。
そんな日々に立ち向かって。
- あらすじ
- 中学三年生の青雲澪(あおくも みお)は、太陽の光に当たると具合が悪くなってしまい、雨に当たることを極端に求めてしまう先天的な体質を持っている。お天気雨の日に出会った男の子、晴明茜(はるあき あかね)は、雨に当たると具合が悪くなってしまい、太陽の光に当たることを極端に求めてしまう、同じ症状の人だった。批判に溢れる世界に立ち向かう、お天気雨の日の物語。
この作品の感想ノート
こちらこそ、素敵なご感想ありがとうございました!大切に読ませていただきました。
この物語は、一見ただの青春ストーリーにも見えますが、確かにその中に、主人公の強い思いを綺麗事のように書いてしまいたくない、そんな綺麗事で済ませられないものがあるんだという、今を生きる人たちに知って欲しかった気持ちが混ざっています。
そんな隠れた思いを碓氷さんがしっかり読み解いてくださったのが、とても嬉しく、励みになりました。
まだまだな涼風ですが、読んでくださり本当にありがとうございました。
涼風すいさん
2024/06/19 06:49
感想ノート、失礼します。
知名度が低いから、信じてもらえなかったり、理解されなかったりという苦悩を感じ、とても胸が締め付けられました。
この物語の世界では、理解を示している人たちはいましたが、心の底では理解していないという複雑な状態が描かれていて、とてもリアルだと感じました。
澪が教師と話すところとか、特にそれを感じました。
そこからの澪の絶望感に感情が揺さぶられ、茜の登場は本当にヒーローのようでかっこよかったです。
ラスト、少しでも澪たちが生きやすい世界になったと感じ、よかったです。
素敵な物語を、ありがとうございました!
碓氷澪夜さん
2024/06/15 19:54
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