皆さんどうもこんにちは。
 初めましての方は初めまして、そうではない方はお久しぶりです。
 作者の星川星菜です。(よく間違えられますが、『星菜』は『せいな』ではなく『ほしな』です)
 今回は、『泡沫の乙女は永遠の呪いに口づける』を読んでいただき、本当にありがとうございました。
(※あとがきを先にお読みになっている皆様、本編のネタバレが含まれていますので、読む際はお気をつけください)

 今作は、『スターツ出版文庫大賞』の、『虐げられヒロインのシンデレラファンタジー』ように書き上げた作品になります。
 短編以外は書いたことなかった私が、まさかこんなに長いものを書けるとは……自分が一番驚いています。
 タイトルの『泡沫の乙女』。作中では、『泡沫少女』と明記されているのに、なぜ乙女に変わっているのか。
 それは、物語の中で、呉羽が成長した証拠なんです。
 呉羽は最初、恋だの愛だのなんにも知らない少女でした。でもそれが、セキとの出会いをきっかけに、恋を知り、愛を知り、いつの間にか乙女になっていた。そういう意味が込められているのです。まあ、こじつけと言われてしまえばそれまでですが。
 今作に描かれた、愛。愛は、この物語のテーマのひとつです。
 この物語を通して、愛の形や、いま生きているこの時間の大切さを、改めて考え、理解してくれると嬉しいです。
 最後になりましたが、最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。
 この物語が、少しでもあなたの日常を彩れていますように……。
   Thank you for reading to the end !