桃源郷の運命恋

ランクイン履歴

総合84位(2025/02/09)

後宮ファンタジー5位(2025/02/06)

後宮ファンタジー

桃源郷の運命恋
作品番号
1742528
最終更新
2025/02/15
総文字数
13,064
ページ数
1ページ
ステータス
完結
いいね数
2
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総合84位(2025/02/09)

後宮ファンタジー5位(2025/02/06)

「……雀の子が風に飛ばされてしまったの」
 正直に話すと、撫子の親王は目線を合わせるようにしゃがみ込む。
「そうだったのですね」そして、優しく微笑む。
「大丈夫ですよ。小鳥は、あなたが思っているよりもずっと強い存在ですから。きっと、どこかでまた、元気に飛んでいるはずです」
「……」
 撫子の親王は、まるで幼子にでも語り掛けるかのように千草を諭してきた。それに正直面食らってしまった。千草の世界を形成していたのは、すべて御酒草の君の不愛想な言葉だけだったからだ。
「……あなた、お名前は?」
 名前を訊かれ、千草は内心焦った。悩んだ末、「こ、更衣様でいいよ」と答えた。
:本編より一部抜粋

Writer's message
幸せ幸せと言うけれど、本当の幸せなんて、ひとによって違うものです。
それを他人に決めつけられるなんて、ある意味馬鹿にされてるんじゃないかと思ってしまいます。
あらすじ
誰もが幸福を噛み締める世界で、唯一不吉と言われたその果実。
これは、その果実に呪われた更衣の少女と、その世界を治める帝の皇子として生きる青年の物語。

呪いの果実に魅入られた少女×今上帝の皇子として生きる青年

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