青春・恋愛
完
星川星菜/著

- 作品番号
- 1746793
- 最終更新
- 2025/03/30
- 総文字数
- 30,985
- ページ数
- 13ページ
- ステータス
- 完結
- いいね数
- 0
「謙遜しないでください」と、海斗さんは言う。「あなたの優しさが、空美に届いたんですよ。少なくとも、俺はそう思います」
どこまでも純粋そうな言葉に、わたしの胸中は乱れる。自分にそんなことを言ってもらえるような資格はないと思ってしまう。
だからこそ、この〝優等生〟としての生き方が今は苦痛なのだ。
それなのに、
——海斗さんのその言葉に、泣きたくなるほど嬉しくなってもいるのだ。
彼は風流れる方向をぼんやりと眺めていて、表情を見ることはできない。いったい彼は今、なにを思い、なにを感じているのか。
分かるはずもないことなのに、考えずにはいられなかった。
:本文より一部抜粋
Writer’s message
DNAって、ある意味恐ろしいですよね。
修羅場となるきっかけを作ったり、がん細胞になったり‥‥‥。言い出したらキリがありません。この物語は、そんなDNAに翻弄された人々の物語です。
※この物語はフィクションです。実在する人物や団体とは一切関係ありません。
※画像は妹(苺川友羽)から
どこまでも純粋そうな言葉に、わたしの胸中は乱れる。自分にそんなことを言ってもらえるような資格はないと思ってしまう。
だからこそ、この〝優等生〟としての生き方が今は苦痛なのだ。
それなのに、
——海斗さんのその言葉に、泣きたくなるほど嬉しくなってもいるのだ。
彼は風流れる方向をぼんやりと眺めていて、表情を見ることはできない。いったい彼は今、なにを思い、なにを感じているのか。
分かるはずもないことなのに、考えずにはいられなかった。
:本文より一部抜粋
Writer’s message
DNAって、ある意味恐ろしいですよね。
修羅場となるきっかけを作ったり、がん細胞になったり‥‥‥。言い出したらキリがありません。この物語は、そんなDNAに翻弄された人々の物語です。
※この物語はフィクションです。実在する人物や団体とは一切関係ありません。
※画像は妹(苺川友羽)から
- あらすじ
- 幼い頃から強い霊感を持つ星野美歌は、自身の複雑な出生から、生きる意味を失っていた。
そんなある日、バイトからの帰り道で、ひとりの幽霊と出会う。海斗と名乗った幽霊に、自身の未練を晴らす協力をしてほしいと頼まれる。
その見返りに、美歌は見つかったら自信をとり殺してほしいと頼んだ。
「俺は……美歌さんが何者であろうとも、あなたを受け入れます」
人間不信の少女と幽霊の青年の初恋の物語。