- 作品番号
- 1718375
- 最終更新
- 2024/07/21
- 総文字数
- 80,339
- ページ数
- 18ページ
- ステータス
- 完結
- いいね数
- 187
- ランクイン履歴
-
総合87位(2024/04/15)
青春・恋愛24位(2024/04/14)
一歩踏み出すきっかけになりますように。
明日が素敵な一日になりますように。
私はあなたの、笑顔が見たい――。
- あらすじ
- 高校一年生の水坂愛海は母が亡くなってから、自分の気持ちに嘘を吐いて“ずっと笑顔でいる”ばかりだった。父が再婚して幸せな家庭を送っている“フリ”。
ひょんなことから知り合った、転校生の夏谷麗太。優しくて太陽のような笑顔をする麗太に、愛海は恋に落ちる。
いつも笑顔の麗太の裏には、とても残酷な過去があって――。
この作品の感想ノート
愛海の、本当に、現実で、ありえそうな、または、あったような、話、感情で。
私も、昔感じたような、悲しみさ、寂しさなどが表されていて、驚いたよ。
こんなに、うまく、表せるんだって。
昔、おじいちゃんがいなくなって、それで、お兄ちゃんが反抗期ひどくて、お兄ちゃんにいじめられたりして、ストレスから体調崩して、学校行けなくなったり。友達に本音隠したり。
今では学校行けるようになったし、本音も隠さず言えるようになったよ。(なんか、私の話でごめんね)
本に出会って、物語の中で、息がやっと出来たみたいで…私も本で人を救いたくなったんだ。
まなみんの本には、本当に、困っている人を救える力がある。
愛海と麗太が、色んな呪縛をといて、二人で、幸せになれたとき、涙腺崩壊しました……
変わりたくても、変われない。
忘れたくても、忘れられない。
──忘れられたくない。
苦しくても、苦しいなんて言ったら、嫌われるかも知れない。
見てくれなくなるかもしれない。
──助けて、のサインなんて発せれない。
そんな、人生に一度はあるような事で。
身近であるため、本当に身に沁みました。
でも、辛くても、苦しくても、前へ、明るい未来へ向かっていけた
愛海と麗太をいつまでも応援します。
まなみん、素晴らしいお話をありがとう
まなみんのことも、応援するね
ようやく読みにいけました😭!!
昨日の夜に読み終わって余韻に浸ってたらいつの間にか寝てしまったくらいには読後感良かったです!!
始めから終わりまで一貫して愛海の苦しい気持ちが伝わってきて、しんどさや切なさや葛藤がひしひしと心に沁みてきました!
今の自分が好きになれなくて変わりたいって思ったり、辛い過去とどこかで一区切りつけないとと思っていたりしても、なかなか人って変われなくて、そして心の奥底に滞留して呪縛みたいに自分を離さないどろりとした感情にどうしようもなく絡め取られて言ってはいけないことを言ってしまったりして。そんなリアリティ溢れる黒い感情に一筋の光が生まれるところまで見事に持っていった描写力が凄かったです!
きっと最後まで書き切るのはなかなかしんどかったと思います。本当にお疲れさまでした!
素敵な物語をありがとうございました!
お母さんの“笑顔でいてね”という言葉が呪いとなってしまった愛海ちゃんの苦しみが、日常のちょっとした違和感から伝わってきました。
そしてその苦しみは誰にも言えなかったけれど、黒い感情が麗太くんと出逢うことで救われていく。
恋の力の偉大さを感じました。
それでも解決には至っていなくて、感情が爆発してしまってからは、どんな展開になっていくのか、目が離せませんでした。
麗太くんとの恋の行方も見逃せなくて、一気に読み終えてしまいました。
自分の本音を伝える、みんなの声を聞くことができるようになった愛海ちゃんのこれからが、心からの笑顔で溢れていることを願います。
素敵な物語を、ありがとうございました!
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