ひとりで学校に着いた。
いくら気分が暗くても、学校ではちゃんとしなきゃ!
教室のドアを開けて、いつものように「おはよう」と言って入る。
だけど、おかしい。
また、いつもと違う。
いつもなら、親友の那古ちゃんが「玉藻、おはよう!」と駆け寄ってくるのに、今日はすごく珍しそうなものをみるような目で私を見てくる。
また、ここにも小さな“異常”
胸のあたりがすごくざわざわする。
そう思っていると、窓際の席に煌雅を見つけた。
あれ、先に来てたんだ。
そう思いながら、煌雅の机に近付く。
「おはよう、煌雅。なんで連絡くれなかったの?」
いつものように、話しかける。
すると、煌雅は困り顔で言った。
「えーっと、ごめん、誰かな。俺、記憶にないんだけど」
ガツン、と頭に強い衝撃が走った。
「ぇ………」
私には、かすれた声を返すことくらいしかできなかった。
「誰? 煌雅の知り合い?」
那古ちゃんが言った。
「いや、全然知らない子」
「そうなの? いや、それにしても可愛い子だね。名前何て言うの? もしかして転校生?」
なんで、おかしいよ。
まるで、私が書いた『ぼっち症候群』じゃん。
急に、人との繋がりがなくなる。
急に、なんの前触れもなく孤立する。
なんで、こんなに“同じ”なの…………?
いくら気分が暗くても、学校ではちゃんとしなきゃ!
教室のドアを開けて、いつものように「おはよう」と言って入る。
だけど、おかしい。
また、いつもと違う。
いつもなら、親友の那古ちゃんが「玉藻、おはよう!」と駆け寄ってくるのに、今日はすごく珍しそうなものをみるような目で私を見てくる。
また、ここにも小さな“異常”
胸のあたりがすごくざわざわする。
そう思っていると、窓際の席に煌雅を見つけた。
あれ、先に来てたんだ。
そう思いながら、煌雅の机に近付く。
「おはよう、煌雅。なんで連絡くれなかったの?」
いつものように、話しかける。
すると、煌雅は困り顔で言った。
「えーっと、ごめん、誰かな。俺、記憶にないんだけど」
ガツン、と頭に強い衝撃が走った。
「ぇ………」
私には、かすれた声を返すことくらいしかできなかった。
「誰? 煌雅の知り合い?」
那古ちゃんが言った。
「いや、全然知らない子」
「そうなの? いや、それにしても可愛い子だね。名前何て言うの? もしかして転校生?」
なんで、おかしいよ。
まるで、私が書いた『ぼっち症候群』じゃん。
急に、人との繋がりがなくなる。
急に、なんの前触れもなく孤立する。
なんで、こんなに“同じ”なの…………?