先輩、私と『わたし』の恋が証明できたら、側にいてもいいですか?

青春・恋愛

入江立人/著
先輩、私と『わたし』の恋が証明できたら、側にいてもいいですか?
作品番号
1702780
最終更新
2023/09/28
総文字数
99,628
ページ数
44ページ
ステータス
完結
いいね数
14
ランクイン履歴

総合97位(2023/11/22)

青春・恋愛21位(2023/11/09)

ランクイン履歴

総合97位(2023/11/22)

青春・恋愛21位(2023/11/09)

高校一年生の逢坂晴陽は、先輩の都築凌空に恋をしている。

心臓移植によって命を助けられた経験から生が有限であることを思い知った晴陽は、
一分一秒でも時間を無駄にしないために凌空に好意を伝え続けていた。

だが母親の男癖の悪さから『愛』を信じていない凌空にとって
晴陽の行動は逆効果で、まるで相手にされていない。

凌空を裏切らないことを証明するため、晴陽は言動で本気度や誠実さを示していく。
晴陽の努力は徐々に実を結び、凌空は心を開きはじめるものの、
ある日晴陽が描いた絵を見てからは再び拒絶するようになる。

晴陽の絵が事故死した元同級生、凌空に好意を寄せていた菫の絵と酷似していたことから、
凌空は晴陽に心臓を提供したドナーが菫だと悟り、
晴陽の恋心は菫の名残でしかないと判断したからだ。

「私が自分の意思で先輩のことを好きだって証明できたら、私の気持ちを受け入れてくれますか?」

無謀な恋を実らせるための、そして、自身の存在を証明するための物語が、はじまる。
あらすじ
好きな人が自分を好きになってくれる確率って、一体どれくらいなのだろう。
個人のスペックや環境によって大きく差が出る、統計の取りようのない数値である。

逢坂晴陽は、そんなあやふやなデータに振り回されない。

「好きです! 付き合ってください!」
「無理」

想い人ーー都築凌空に一度だって受け入れてもらえない愛の告白を、今日も晴陽は伝え続ける。

命は有限だということを、誰よりも知っているから。

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