- あらすじ
- 笛の名手であり、美しい村娘のりんは、ある日奥州で力を持つ伊達家の次男政道に見初められ、側室入りするが。
美しくも毒がある妻達からの虐めで、美しい顔と気丈な性格を失い、憐姫と成ってしまう。
しかしある夜、笛を吹いていた彼女の前に現れたのは、明国の尊いあやかし・麒麟だった。
そうして彼と毎夜時を過ごすりんは、憐姫から本来の自分を取り戻し、彼の愛を受け入れようとするが・・・。
運命は、悲恋か。幸せか。
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この作品のレビュー

投稿者:妖怪字並べあめじ@皆違って皆星5!さん
非常に意外な人物がキーマンとなります
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この物語の中核を成すのが意外な存在です。時代背景・当時の世情が目の前に展開され、どんどん物語の中へと引き込まれます。現実と幻想、人とあやかしが織り交ざる世界の中、様々な思惑に翻弄されつつも直向きに互いを想い合う主人公とヒーローの姿は、物語の光であり清廉さです。
2022/09/03 10:55
この作品の感想ノート
まさか史実の偉人が絡んでくるとは思わず非常に驚きましたが、時代背景・当時の世情がありありと目に浮かんできて、どんどん物語の中に引き込まれていきました。倭と明、現実と幻想とが織り交ざる、新鮮で不思議な世界で展開される物語が壮大に描かれいて、とても読み応えがありました。
2022/09/03 10:51