憐姫と麒麟~笛の音で結ばれる運命~

あやかし・和風ファンタジー

椿野れみ/著
憐姫と麒麟~笛の音で結ばれる運命~
作品番号
1677055
最終更新
2022/09/03
総文字数
104,351
ページ数
107ページ
ステータス
完結
いいね数
27
ランクイン履歴

総合16位(2022/09/18)

あやかし・和風ファンタジー9位(2022/09/18)

ランクイン履歴

総合16位(2022/09/18)

あやかし・和風ファンタジー9位(2022/09/18)

「我の手を取れ」
深い闇に居た私に手を差し伸べ、光と愛を注ぎ込んでくれたのは、明国の尊いあやかしである麒麟の貴方でした。
誰も彼もが闇に居る事を強いていたのに。貴方だけは、私を闇から引っ張り出してくれて、私を変えてくれた。
これは笛の音で結ばれた、私の「運命」のお話。
あらすじ
笛の名手であり、美しい村娘のりんは、ある日奥州で力を持つ伊達家の次男政道に見初められ、側室入りするが。
美しくも毒がある妻達からの虐めで、美しい顔と気丈な性格を失い、憐姫と成ってしまう。
しかしある夜、笛を吹いていた彼女の前に現れたのは、明国の尊いあやかし・麒麟だった。
そうして彼と毎夜時を過ごすりんは、憐姫から本来の自分を取り戻し、彼の愛を受け入れようとするが・・・。
運命は、悲恋か。幸せか。

この作品のレビュー

★★★★★
非常に意外な人物がキーマンとなります
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この物語の中核を成すのが意外な存在です。時代背景・当時の世情が目の前に展開され、どんどん物語の中へと引き込まれます。現実と幻想、人とあやかしが織り交ざる世界の中、様々な思惑に翻弄されつつも直向きに互いを想い合う主人公とヒーローの姿は、物語の光であり清廉さです。

2022/09/03 10:55

この作品の感想ノート

まさか史実の偉人が絡んでくるとは思わず非常に驚きましたが、時代背景・当時の世情がありありと目に浮かんできて、どんどん物語の中に引き込まれていきました。倭と明、現実と幻想とが織り交ざる、新鮮で不思議な世界で展開される物語が壮大に描かれいて、とても読み応えがありました。

2022/09/03 10:51

この作品のひとこと感想

すべての感想数:70

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