画面越しに浮かぶ天使に、絞り出すような声でそう伝える。
 今日は、もうこれ以上ないくらい泣いて、青花の記憶に浸ろう。
 そして、朝が来たら、涙を拭いて、立ち上がって、季節を何度もまたいで、日常を重ねよう。
 君がくれたたくさんの奇跡を胸に抱いて、歩いていく。
 そうしていつか人生の役目を終えたら、一番に君に会いにいくから。

 眩しいくらいの、朝を迎えよう。
 次の世界こそ、君と一緒に。