
作品番号 1674471
最終更新 2022/08/05
世界が優しいことを教えてくれたのは君だ。
生きたいという本音を引き出してくれたのは君だ。
弱さも脆さも痛みも全て受け止めてくれたのは君だ。
……全部、君だ。君だけだった。
だから、約束したんだ。
何度生まれ変わっても、
どんな姿形になっても、
この世でたったひとりの、君を見つけると。
※2022年9月25日単行本にて発売決定。こちらは加筆修正前の原稿になりますのでご了承ください。
- あらすじ
- 何度生まれ変わっても君を見つける――。生きる意味を見出せずにいた粋は、十七歳で余命宣告をされる。自棄になり、同級生の気怠い空気感の男子・八雲に余命を打ち明けると、彼は「大丈夫。人はいつか生まれ変われるから」と言ってきた。なんと彼は、前世の記憶を消せないまま、生まれ変わり続けているらしい。さらに、記憶を断ち切るために必要な〝未練〟を理解するため、粋がやり残したことを一緒に消化したいと言ってきて…。
- 読む
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