視聴が日課となっていた動画の配信者が、今、目の前にいる。
このまま何も起きずに終わると思っていた一週間に、突然現れた奇跡のイベント。
私はスマホを持っている彼の手を両手で包み込み、ある無茶なことを頼み込んだ。
「私の家で、プレイしてる手元、生で見せてください……!」
「え……?」
「この一週間、無駄にしたくないんです……! 一緒にいてください!」
だって次起きたら、彼は私に興味なんかなくしているかもしれない。
秘密を教えてくれた今、猛アタックするのがきっと一番だ。
そんな思いに任せて言ってしまったけれど、何だか恋愛ドラマみたいな発言だったなと、言い終えてから思う。
神代君は顔を赤くさせていたけれど、しばらく黙り込んでから、「別にいいけど」とぎりぎり聞き取れそうなボリュームで返してくれた。
「い、いいの……? やったー! じゃあ今日の放課後ね」
「えっ、今日⁉」
「うん、今日! だって一週間って、とっても短いんだもん!」
人生はほんとに、いいことも悪いことも予想がつかないことばかりだ。
そんなこんなで、私にとっての神と過ごす一週間が、始まった。
このまま何も起きずに終わると思っていた一週間に、突然現れた奇跡のイベント。
私はスマホを持っている彼の手を両手で包み込み、ある無茶なことを頼み込んだ。
「私の家で、プレイしてる手元、生で見せてください……!」
「え……?」
「この一週間、無駄にしたくないんです……! 一緒にいてください!」
だって次起きたら、彼は私に興味なんかなくしているかもしれない。
秘密を教えてくれた今、猛アタックするのがきっと一番だ。
そんな思いに任せて言ってしまったけれど、何だか恋愛ドラマみたいな発言だったなと、言い終えてから思う。
神代君は顔を赤くさせていたけれど、しばらく黙り込んでから、「別にいいけど」とぎりぎり聞き取れそうなボリュームで返してくれた。
「い、いいの……? やったー! じゃあ今日の放課後ね」
「えっ、今日⁉」
「うん、今日! だって一週間って、とっても短いんだもん!」
人生はほんとに、いいことも悪いことも予想がつかないことばかりだ。
そんなこんなで、私にとっての神と過ごす一週間が、始まった。