次に「それ」が現れたのは面接。
面接官は皆、私と年齢はさほど変わらないであろう、イケメン美女が出てきた。
その迫力に圧倒された。
自分は数年後にこうなれるのか、と夢を見た。

しかしその夢も、「お祈りメール」であっという間に崩れ去る。
親指で操作をして、ほんの一瞬で天国から地獄。
それを繰り返していく中、その痛みにも慣れていく。
どうにか必死になって、自分を作り込み、選考を進めることができるようになった。
それでも、最後の最後でもう一度、「それ」にぶち当たってしまう。