私は今、隠れ家のような喫茶店に来ている。
テレビや雑誌で特集されていたのを、見たことがある程、有名なところ。
私の目の前には、とても大きくて、見たこともないようなかき氷が置かれる。
真っ白な氷に、パステルカラーレインボー色のソースがかかっていて、さらにその上には、鞠のような丸いお菓子が散りばめられている。
(かっ……可愛い……!!)
無意識にスマホで写真を撮ろうとしたが
(そうだ、私今1人じゃないんだ……!)
ちらり、と顔をあげると、氷室さんが、こちらをじっと見ていた。
そんな氷室さんを、喫茶店にいる女性陣がチラチラと見ている。
「溶けますよ」
「え!?」
「かき氷、溶けてます」
「あ、はい、そうですね……!」
私は、急いでスプーンでかき氷をすくって、口に放り込む。
冷たさが、体に沁みる……。
甘さがとっても優しい……。
体が、生き返るようだ……と思いながら、頭が痛くならない程度に、どんどん氷を口の中に入れていく。
そうこうしている内に、私のかき氷はあっという間にほとんどが水分になり、代わりに氷室さんの席には彼が頼んだパンケーキが置かれた。
「あの……」
私は、スープを飲むようにかき氷だったものを飲みながら、
「何で、こんなところに……?」
と、氷室さんに尋ねた。
テレビや雑誌で特集されていたのを、見たことがある程、有名なところ。
私の目の前には、とても大きくて、見たこともないようなかき氷が置かれる。
真っ白な氷に、パステルカラーレインボー色のソースがかかっていて、さらにその上には、鞠のような丸いお菓子が散りばめられている。
(かっ……可愛い……!!)
無意識にスマホで写真を撮ろうとしたが
(そうだ、私今1人じゃないんだ……!)
ちらり、と顔をあげると、氷室さんが、こちらをじっと見ていた。
そんな氷室さんを、喫茶店にいる女性陣がチラチラと見ている。
「溶けますよ」
「え!?」
「かき氷、溶けてます」
「あ、はい、そうですね……!」
私は、急いでスプーンでかき氷をすくって、口に放り込む。
冷たさが、体に沁みる……。
甘さがとっても優しい……。
体が、生き返るようだ……と思いながら、頭が痛くならない程度に、どんどん氷を口の中に入れていく。
そうこうしている内に、私のかき氷はあっという間にほとんどが水分になり、代わりに氷室さんの席には彼が頼んだパンケーキが置かれた。
「あの……」
私は、スープを飲むようにかき氷だったものを飲みながら、
「何で、こんなところに……?」
と、氷室さんに尋ねた。